第3話 エルフを躾けます♡

朝食を食べ終わったミカトと寿





寿はミカトに現代のことについての常識などを教えていた。




「ミカは今僕の服を着ているけど、これはメンズの服だからこの後一緒に服を買いに行くよ。」




「分かった。ことぶき!」




「じゃあ、出かけるときの服装なんだけど、昨日の服装はダメだ」




「な、なんで!?私の世界では普通にみんな着てたりするよ?」




ミカトは自分の世界つまり、異世界では普通だから寿のいる世界でも大丈夫だと思っていた。






あの服装は、流石に人の多いところではいけないと思う、、、



と寿の世界での常識を考えて少しミカトの服装の考え方に引いていた。





「ことぶき、じゃあ私は何を着ていけばいいの?」





ミカトが今日出かける服装はどんなものがいいかについて聞いた。




「今日は僕の服を着てくれ。このあと服を買ったあとはこの服を着ていくようにするから。」




ミカトは「分かった」と頷いて寿はこれから出かける時の注意事項を話た。





「これから出かけるけどまず、ミカは僕から絶対に逸れないようにすること。」



「分かった!ことぶき」



「次に魔法を使わないこと」



そう、このことが今の寿とミカトにとって一番厄介な問題だった。




なぜならミカトの世界では魔法が使えるがこの世界ではミカト以外の生物は魔法が使えない。



だが、ミカトは異世界の癖で普通に過ごしていても魔法を使ってしまうことが今日の朝あった。




だから寿はこれからミカトが魔法を使って周りのものを傷つけたり、驚かせてしまう恐れがある。




「さっきも魔法を使ったのにことぶきびっくりして私もびっくりしちゃったよ〜」



「それは急にミカが喉が渇いたって言って水を掌から出しただろ?それで驚いたたけだ。



僕一人の前では魔法は使っていいが他の人の前では絶対に使うなよ」




「はーい」



ミカトは少ししょんぼりしながら答えた。




「この二つをしっかりと守ってお出かけするぞ分かったか?ミカ」




「うん!ことぶきとの一緒のお出かけ楽しみ!!」



その後寿とミカトは大きなデパートにミカトの服を買いに行った。




「ことぶきこの服胸が苦しいーー、、、、」




服を試着してるミカトがまだしっかりと服を見つけてないのに急に試着室のカーテンを開けた。




「な、、何やってんだミカ!さっさとカーテン閉めろ!!」



慌てた寿はカーテンをミカトの許可なく閉めた。



「ことぶき〜なんで急に閉めちゃうの?」



「それはお前が下着とかが見えてる状態で出てくるからだろ!」



そう、ミカトは服をしっかり着ておらず、特に胸のところを大胆に見せていた。ズボンも履いておらずミカトのパンツも見えている状況で出てきたのだった。




「ごめんて〜私まだこの世界についてあんまり知らないから許して?ことぶき」




と言ってカーテンをまた開けた。




ミカトはさっきと同じ姿であった。






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