第8話 いきなりストリップショーを始めるアニメはここですか??

くっくっく、作者もびっくりするぐらい、いきなりバズらせてやるぜっっ!放送禁止になるギリギリぐらいを狙って…放送されないテレビ局が増えたら不利だからね!まぁでも最悪ネットでバズって円盤とかネット配信が利益を出す可能性もあるけど。


ただ服を脱いでも変態みたいだから…(理由をつけて脱いでも変態です)

そうだ!じゃんけんで負けたら1枚服を脱ぐってゲームをしよう!


なんでそんなに体張ってるかって?私の大好きなアニメのためだよ。それと忘れた?異世界に来るためなら死ねる女よ?これぐらい朝飯前だっつのっ!


私は通行人にゲームのルールを端的に説明した。


「すみません。ゲームをしませんか?じゃんけんで私を負かしたら服を1枚脱ぎます!!それを10回ぐらい他の通行人にもやります!興味があれば見て行ってください!!」


(((こいつ変態だっっ)))


そういうと、話しかけた人に留まらず、通行人のほぼ全てが反応した。当然であろう。男なのだから。一部女も混ざっているが。


「それ俺もやっていいか?」

「俺も俺も!」

「わしもやりたいのぉ…」


「はい!並んで並んでー!」


私は順番にじゃんけんをしていき、それが作者によって制御されている事を確信した。


「ポン!」WIN


「ポン!」WIN


「ポン!」WIN


「ポン!」WIN


「ポン!」WIN


「ポン!」WIN


「ポン!」WIN


「ポン!」WIN


「ポン!」WIN


「えぇえ!?どうして負けられないの?これじゃあファンサービスができないじゃん!!」

さては放送禁止にされる事を恐れて確率を補正しやがったな作者目っ!


最後の一回。攻めてこれだけは負けなくては…あ、そうだ。


「最後の1回は3枚脱ぎまーす」


観客が湧き上がった。同時に視聴者も期待を膨らませている頃だろう。


相手は黒髪の、まるで子猫のような可愛い少女で、ツンツンしていそうな見た目の割に、立ち振る舞いはおっとりしている少女だ。


「最初はグー!じゃんけんぽん!!」




「負け……た……」

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