東京都防〇アプリでトゥルーエンドを目指そう！

第1話 まずは生存ルートを探そう！

　東京都が作った恋愛シミュレーションゲームアプリ、『東京〇防災アプリ』を知っているだろうか――？

　都公式の防災アプリであり、楽しみながら防災の知識を学ぶことができる。さらに、万が一の災害に備えた防災マップや、災害時に流れるニセ情報にまどわされないために災害時に必要になるだろう各種公式SNSやHPへのリンクなどもアプリにカスタマイズすることができる。

　『3か国語対応のヘルプカード』などもあるため、海外旅行の時に備えとしてダウンロードしておくのもいいのかもしれないな、とも思う。パスポートは持っていないけれど。

　――そして冒頭の『恋愛シミュレーション』部分だ。

　ここが何も起きてない今、一番大事なことである！

　この防災アプリ、『もしも災害が起きたら』というシチュエーションや、防災にまつわるあれこれに関してを『東京都防災シミュレーション』『くらし防災シミュレーション』『こども防災シミュレーション』といくつかの簡単なゲーム形式で学ぶことができる。

　私が『出会い』に出会ったのは、このシミュレーションを試しにやってみた時のことだ。

　使いやすく、分かりやすい。

　シチュエーションがいくつかあり、選択肢を選ぶというもの。

　選んだ後には、このシチュエーションの時はどのように行動すれば良いか、そんなことが書いてある。

　この試しにやってみた一回目、『地域の防災編』をプレイした。

　他のシミュレーションでも、普遍的な主人公で、無難な選択肢だ。

　だがこの『地域の防災編』に関しては、制作した人間のおちゃめが発揮されたのか？と思う選択肢が出てくるのだ。

　地域の防災編は、シチュエーションが防災のための平和だから仕方がないかもしれないが、二言目には『出会いがあるかも！』である。

　だからこそ、なるべく出会えるように、主人公を導く！　おふざけに乗ろうではないか。

　すると、――地域の消防団に参加した女性といい感じの仲になれた。

　まさか〇京都防災アプリで、主人公が女性といい感じになるエンドがあるとは思わなかった。一種の感動がある。

　他にも明確には書かれていなかったが、主人公がたぶん死んだっぽいバッドエンドもある。火災にまきこまれたり、余震によってガレキやガラスが降り注いだり。

　基本的には災害時のシミュレーションが多いので、より良い選択をして生存することが第一目標だ。

　・・・。

　これを見た方にはぜひともシミュレーションゲームをプレイしていただき、他にも『出会い』があればぜひともご教授願いたい。

　アプリの性質上、恋愛ルートに入るための攻略サイトがない。

　『備蓄ナビ』ではwebサイトに飛ばされるが、性別や家族の人数を選択していざというときの備蓄をリストアップしてくれる機能もある。

　『東京防災』では東京に関係なく必要な防災や災害時についての行動なども読むことができる。

　役に立つので、ぜひとも！ゲームを！やってほしい！

　ただ、これを読んでゲームをプレイすると拍子抜けするくらいにすぐ終わるし、上記に『消防団に入ってちゃんと活動する』という恋愛ルートを示しているため、感動は少ないかもしれない。

　ネタバレすまない。