第13話 孫娘に崇められるかもしれない祖父
ソルブレイズを追い詰めた両面両儀童子に対し、圧倒的な力を振るうソルグランドを、救われたソルブレイズだけでなく、この状況をモニタリングしている管制室の人々とモモットもまた片時も目を離さずに注目している。
所属、素性、正体のなにもかもが謎に包まれているソルグランドは、今や日本ばかりでなく魔物と日夜、熾烈な戦いを繰り広げている世界各国でも徐々に注目を集め始めている。
強力な魔法少女が在籍しているか否かは、国家・国民の安全にダイレクトで直結しており、場合によっては亡国の憂き目を見る可能性も十分にある。
国民あるいは難民の中から強力な魔法少女が誕生するかどうかは、いかんせん運に頼るところもあり、強力な魔法少女の確保には世界各国が生き残りを賭けて血道をあげている。
その中に現在判明している情報だけでも、世界ランキングのトップランカー入りを果たせそうなソルグランドは、垂涎の的だ。
ソルグランドの中身である真上大我は生まれも育ちも日本人であるし、無意識に日本を活動範囲として行動しているが、そうとは知らぬ人々からすれば、ソルグランドは眩しすぎるくらいに魅力的な戦力であり、スカウトできる可能性はあると考えられている。
日本政府としては他国にソルグランドを横取りされないように、接触を持とうと焦っている一面がないと言えば噓になる。
管制室に居る特災省の職員達も、今回の戦闘の情報を伝えられて、モニタリングを始めた日本政府上層部の人間も、両面両儀童子の討伐が終わった後こそある意味では本番だとそう構えていた。
そんな大人達の思惑を知らぬ少女は、目の前で繰り広げられている別格の戦いを食い入るように見続けている。
まだ高校生にもなっていないのに、魔法少女としての戦いに身を投じ、復讐と後悔の炎で胸の内を焦がし続けているソルブレイズは、自分よりも強いと断言できるソルグランドの戦いぶりに、心の片隅でこう思わずにはいられない。
どうして、こんなに強いのなら、どうして、あの時に助けに来てくれなかったの? おじいちゃんと私を襲ったあの時の魔物なんて、貴方なら簡単に倒せたのに。
それがどうしようもないほどに身勝手で、理不尽な考えであるのをソルブレイズこと真上燦は理解している。
祖父と自分が襲われた時というが、魔物による災害は半世紀以上も昔から続いているのだ。自分達よりも前に被害に遭った人々の事をまるで考えていない八つ当たりだ。
ソルグランドの出現が一年前でも、十年前でも、二十年前でも、魔物の被害は世界規模で発生していて、魔法少女もそうでない人々も多くが命を落としている。
今、こうして自分を助けてくれているように、日本の魔法少女達を助けてくれているだけでも、望外の幸運なのだ。本当ならそれを忘れてはいけない。
「助けられておいて、ひどい八つ当たり……」
ソルグランドの振るう風土埜海食万の各種の権能と両面両儀童子の操る消滅の光が、瞬きをする間に幾十にも交差し、モモットの結界内部の田畑と道路、道路沿いの店舗や家屋に被害が及ぶ光景の中で、ソルブレイズは目を逸らす事だけはしないようにと覚悟を決めていた。
その彼女に向けて吹き飛ばされた土塊や砕かれたコンクリート片、プラーナの残滓が降り注ぐが、ソルブレイズがそれらを払うよりも早く、それらの落下の軌道が不自然に変わり、周囲へ落下する。
見えざるなにかの手で避けられたような動きだったが、すぐにそれを行った存在が姿を見せた。鴉をモチーフにしたマスコットキャラのような姿に変身した夜羽音である。
パタパタとわざとらしいくらいの羽ばたきと共にソルブレイズの頭上から姿を現し、彼女の目の前に降り立つ。
八咫烏は導きの神としての面を持つ。正しい目的に導くだけではなく、正しくない場所へと導く事も可能であり、夜羽音は土砂の類をソルブレイズの周囲へと導いて、余計な手間を省いたのである。
それにソルブレイズはこの日本に生まれ育った子であり、またソルグランドこと真上大我の孫娘でもあるのだから、多少、贔屓にしても他の神から批判はされまい。
「お怪我はないようですね。貴方が傷つくとソルグランドが悲しみますから」
「貴方はソルグランドさんのパートナーの、えっと」
「これは名乗りもせずに失礼を。私はソルグランドのパートナー、コクウ。通信の向こうの皆さんもどうぞお見知りおきを」
コクウ、漢字を当てるなら虚空か黒烏だろうか。黒烏とは太陽に居るカラスを示し、中国や日本でそう呼ばれているのだが、八咫烏と同一視もされており、偽名もへったくれもない名前となる。
夜羽音がコクウと名乗った真意は不明だが、ソルブレイズを余計な汚れから守ったことに他意はないだろう。
「あの、私が傷つくとソルグランドさんが悲しむって?」
これまで多くの魔法少女達を助けてきたソルグランドであるから、助けたはずのソルブレイズが傷つけば、助けられなかったと後悔し、悲しむと解釈するのが普通であろうが、夜羽音の口ぶりからそれだけではないニュアンスを感じ取り、ソルブレイズは正面から尋ねた。
夜羽音は自分の発言を失言とは捉えていないようで、つらつらとこう答える。
「色々と私に聞きたいこともおありでしょうが、とりあえずはソルグランドの戦いを見守りましょう。彼女、冷静に戦ってはいますが、かなり頭に来ていますからね」
そのソルグランドが頭に来ている理由のソルブレイズを一瞥し、夜羽音は流れ弾から彼女を守る位置にピョンピョンと跳ねるようにして移動した。
事前に夜羽音からお孫さんについてはお任せを、と言われていたこともあり、ソルグランドは両面両儀童子との戦闘に専念できていた。
「Ruloooooooo!!」
両面両儀童子の四本の腕が一斉にソルグランドへ向けて振りかぶられ、糸状に加工された紫色の光が巨大な織物のようにソルグランドへと降りかかる。
紫の光の糸は触れる先から大気さえも消滅させながら迫り、それをソルグランドは欠片も恐れのない瞳で見ていた。
「確かに厄介だが、凍結と燃焼が釣り合っていないと成り立たねえんだろ? ならこうすりゃ終わりよ」
今にも自分をサイコロ状に裁断するべく降りかかってくる光の糸へと向けて、ソルグランドは何も持っていない左手を向けて、そこから八百万の神々の中で火を司る神格の権能を振るう。
消滅の光は両面両儀童子が単独で二つの異能を完璧に使いこなせるからこそ、発動している特殊な異能だ。極めて繊細なプラーナ操作と調和によって成り立っている。
その上で瞬間的に使用するのならともかく、今のように糸状に加工して放出し続けるには、凍結と燃焼の対消滅を行い続ける必要があり、そこをソルグランドは見抜いていた。
いかに神の権能とは言え、消滅の光に外部から新たに火を加えることでその調和を崩壊させる、というソルグランドの対処法は両面両儀童子に明確な知性があったなら、理不尽だと叫んだかもしれない。
空中で赤い炎に包まれた光の糸は、バランスの崩壊に伴って自壊し、ソルグランドの桃で出来た体に触れることなく、消えて行く。
「GUiiiiii……!」
「そんなに悔しそうな顔をしなさんな。しっかし、知性があるような振る舞いをしやがるもんだ。情けを掛ける理由にはならんがよ」
この間のように精霊や零落した神が取り込まれている可能性を、頭の片隅に思い浮かべながら、ソルグランドは風土埜海食万を両手で握り直し、一気に駆けた。
第一歩目から超音速の世界に突入するソルグランドを、両面両儀童子もこのまま滅ぼされてなるものかと、四本の手に炎と冷気を纏って迎え撃つ。
風土埜海食万によって両面両儀童子の足元の地面が地割れを起こし、そこから噴き出した秒速数百メートルの烈風が襲い掛かり、両面両儀童子は天空へと吹き飛ばされるのを防ぐ為に、足元の亀裂全てを分厚い氷の中に閉じ込め、風の通り道を塞いだ。
そうする間に既にソルグランドは両面両儀童子を間合いに収め、表裏に男女を繋げた胴体を輪切りにするべく容赦のない斬撃を見舞った。戦神、武神、闘神とされる八百万の神々の恩恵を受けた斬撃はこれ以上ないほどに無駄がなく、芸術的でさえあった。
風土埜海食万の刃は燃える両面両儀童子の左手が肘まで斬り裂かれながら、かろうじて受け止めていた。更には斬り裂かれた腕がそのまま鰐の口のようにバクリと塞がって、風土埜海食万を噛み止めるではないか。
まさに人間にはできない、人外の怪物ならではの防御方法だった。ソルグランドが風土埜海食万を捩じり、両面両儀童子の左腕を内部から斬り裂くよりも、刃を伝った炎がソルグランドを包み込む方がわずかに早い。
準特級に相当する両面両儀童子の発する炎熱は周囲の大地をたちまちの内に溶解させ、マグマ化させる。摂氏数百万度単位に達する炎に包まれながら、発せられたソルグランドの声色に、しかし、苦痛の響きはわずかもない。
数多有する八百万の神々の権能により、ソルグランドの守りはほとんど無敵に等しい。それこそ神話に語られざる現象か、神々の権能を上回る格が必要となるだろう。
「どうした、それで本気か?」
直後、風土埜海食万を挟み止めていた女面の左腕が、腕の中で生じた無数の風の刃によって、細切れになって吹き飛ぶ。
同時にソルグランドを包んでいた炎も消え去り、その中からは髪の毛一本焦げていない魔法少女モドキの姿があらわとなる。
頭頂部から山犬の耳を生やし、白い長髪を揺らすソルグランドの瞳に宿る殺意が両面両儀童子の瞳を射抜き、知性のない魔物の顔を恐怖で埋め尽くした。
「Voitaaiieeeaai!?!?」
両面両儀童子は苦痛を叫びながら反対側の二本の腕にそれぞれ氷と炎の籠手を纏い、ソルグランドの頭蓋を叩き潰すべく最短距離を最速で貫く。
次に起きた光景に、固唾を飲んで見守っているソルブレイズも、遠方からモニタリングしている管制室の面々も驚愕に目を見張る。唯一の例外は呆れたように溜息を零す夜羽音だけ。
「おらあ!!」
神々しいまでの美貌と荘厳な雰囲気とはかけ離れた荒々しい叫びがソルグランドの喉から発せられ、迫りくる二つの拳に向けて全力の頭突きを見舞ったのだ!
耳にするだけでも痛々しい肉が潰れ、骨の砕ける音がして、両面両儀童子の腕が手首まであらぬ方向に折れ曲がり、プラーナの圧縮された赤黒い血液がびゅうびゅうと溢れ出る。
ソルグランドが風土埜海食万を握る腕に力を込めて、改めて振り切ろうとしたその刹那、両面両儀童子の二つの顔が叫びをあげて、『前後』に分離した。
「Sinuuumonnnkaaaaa!!」
「はあっ!?」
思わず驚きの声を上げながら、風土埜海食万を振り切ったソルグランドだったが、最新の霊剣が斬り裂いたのは、ソルグランドに飛び掛かってきた女面の胴体のみだった。
ソルグランドから見て裏側に居た男面は分離した勢いのまま背を向けて駆け出しており、風土埜海食万の刃から逃れるのに成功していた。
細くくびれた腰から上下に斬り分けられた女面だったが、即死はしておらず左腕と腰から下のない上半身がソルグランドに抱き着き、右腕をソルグランドの首に巻き付け、その首筋に鋭い牙を突き立てて、柔らかな肉を食い千切ろうともがく。
ソルグランドはその女面の後頭部を左手で掴み、冷徹に告げる。愚者に神罰を下す冷厳なる神そのものであった。
最後の力を振り絞って突き立てた牙でも、柔肌一つ突き破れぬ女面の動きがピタリと止まる。己の最後を悟ったからか。
「俺に
それはソルグランドなりの冥土の土産だったかもしれない。魔物に冥土があればの話だが。ぐしゃり、とソルグランドの左手が女面の頭部を握り潰す音がして、女面が消滅するまでの一瞬の間、猟奇映画も真っ青な光景が作り出される。
自分が作り出した凄惨な光景には目もくれず、ソルグランドの視線は離脱を目論む男面へと移る。女面と融合していた背中は綺麗に皮膚に覆われ、服も纏っている。
どういう体のつくりだ? とソルグランドが呑気に考える余裕があったのは、夜羽音とソルブレイズが既に行動していたからだ。
生命などない筈の男面は、なりふり構わず結界からの脱出を第一に、消滅した片割れを振り返りもせずに結界の境目を目指して時速三百キロ超の速度で走っていた。
まだ戦闘能力を残しているソルブレイズの居る方向に向かうなど以ての外であり、結界の突破と逃亡を最優先とする行動は、管制室の人々に魔物としては特異なもので、貴重なデータを余さず記録するべく注視していた。
そしてソルグランドの戦いを片時も目を離さずに見ていたソルブレイズの姿は、上空にあった。万が一の護衛としてコクウもとい夜羽音がその傍らで羽搏いていたが、それ以上のことはしていない。
男面は己の頭上で発生した強大なプラーナに気付き、足こそ止めなかったが咄嗟にその方向を見上げる。彼の速度ならばすぐさま結界から脱出できるが、それを許すソルブレイズではない。
「太陽の御手をここに!
ソルブレイズの魔法少女名に相応しい超高熱の紅い炎が、振り被られた右腕から発せられる。練りに練ったプラーナを変換し、発生させた超高温の炎はいわゆる太陽プロミネンスをモチーフとした魔法である。
避けられないと悟る男面が頭上のソルブレイズへと最大出力の凍気を放出して、最後のあがきを見せる。分離しても一級魔物相当の男面が放ったマイナス二百度超の白い死は、しかし、紅の火炎に対してあまりに無力だった。
一瞬も紅炎烈火の勢いを止められず、男面は頭上から降り注いできた紅の火炎に飲み込まれて、抵抗も出来ずに消滅する事しかできなかった。
「ぷう! やっと倒せた!」
超高温によって抉られた眼下の光景を見ながら、ソルブレイズはようやくこれまでで最強の魔物を倒せたと安堵して、少し離れた場所へと降下する。
「お見事でしたよ、ソルブレイズさん。魔法少女としての経歴は短いにも関わらず、流石はランキング十位に上り詰めたお方だ」
嘘偽りのない夜羽音の賞賛である。ソルグランドこと大我の孫娘とあって、若干、採点は甘めだが、実際、褒めるところの多い魔法少女なのは確かだ。
「ええっと、えへへ、ありがとうございます。ただそうするしかなかったけど、周囲への被害が大きすぎて……。フェアリヘイムの魔法である程度は壊れた建物とか土地を元に戻せるけど、それも消費するプラーナが多いから多用はできないし」
ソルブレイズは結界内部の荒れ果てたという表現でも足りない惨状に、大きく肩を落として溜息を零す。
長年、耕されてきた田畑や整備されてきた河川、道路と橋も例外なく超高温と超低温、更に風土埜海食万の数々の権能による影響を受けて、ミキサーに掛けられたような荒れ具合である。
土地の所有者や行政の関係者が見たら、顔を青くするか卒倒してしまいそうだ。
「難しい問題ですね。魔物を倒さなければ人的被害に留まらず市街地にも大きな破壊が齎されるでしょう。それを考えれば多少の破壊は許容すべきでしょうが、いざ魔物を倒してみれば、もっと被害を抑えられたのではないかと文句を言われる方もいるものですからね」
「みんな、一生懸命やってはいるんですけどね……」
魔法少女によっては保有する魔法によって、どうしても広範囲に被害を及ぼしてしまう子も居る。
ソルブレイズも魔法少女としての圧倒的な才能が生む戦闘能力の高さにより、しばしばこのような惨状を作り出してしまい、フォローに奔走する特災省の人々と妖精達には申し訳ない気持ちでいっぱいの日々を過ごしている。
「それならソルグランドさんが、ある程度はなんとかしてくれますよ」
夜羽音の言葉につられてソルブレイズが視線を転じると、風土埜海食万をどこかに消し、代わりに身の丈よりも長い矛が握られていた。
それを目にした瞬間、ソルブレイズと管制室に詰めている日本人達の全細胞と魂が戦慄いた。風土埜海食万もそうだが、ソルグランドが作り出す道具はその全てが真正の神器であり、特に、今、彼/彼女の握る矛は格別の品である。
「天意の矛によりて渾沌を国へ
天意により抜かれた矛が渾沌と交わり形を与える、と漢字を与えられた矛だ。
モチーフとなったのは、古事記によれば伊邪那岐と伊邪那美の二柱が別天津神達にまだ形を持たず漂っていた大地を完成させるべく与えられた天沼矛である。
後の国産み、神産みへと繋がる神器であるから、たとえモチーフとした品であれ神器である以上、ソルブレイズ達日本人に訴えかけるものがあったのは想像に難くない。
ソルグランドの手によって大地に突き立てられた天交抜矛が二度、三度とかき混ぜる動作をすると、それに合わせて結界内部の地面も川も砕けたアスファルトもすべてが混然一体となる。
小規模とはいえ神話の再現が始まる瞬間に立ち会ったソルブレイズが、言葉もなく呆然と見ている間に疑似的な国産みの儀式は進み、引き抜かれた天交抜矛の切っ先から滴った一滴が渾沌と化した大地に落ちた時、世界は一変する。
「すごい……全部、元通りだ」
ソルブレイズの見ている前で時が遡ったよう、両面両儀童子と交戦する前のありふれた市街の光景が完全に再現されている。
国産みとは異なる、荒れ果てた国土を再生させる神事に図らずも立ち会う事となったソルブレイズは、この日で最も無防備な顔になっていた。理解の及ばない現象に遭遇すると、人間はこうなるらしい。
「女神様なんですか、ソルグランドさんは」
魔法少女だとしてもあまりに信じがたい光景を前に、呆然と問いかけるソルブレイズに対し、
「さあ、どうでしょう」
と夜羽音はなんとも意味深な言葉を返すばかり。
(実際のところは大我さんの勘違いで魔法少女の皮を被った決戦女神なのですが、今は半分封印半分拘束となっている魔法少女のフリをするのがよいでしょう。ややこしくなるだけですし)
そんな夜羽音の内心をソルブレイズもソルグランドも知る由はない。
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