第10話 帰り道
子供達はみんなで学校に行ってるから午前中は俺一人だけなんだよなぁ。
子供達が学校に向かった後、朝ごはんで使った皿などの後片付けをしながらぼーっと今日の予定を考えていた。大学は休みだし一日中自由に使える。
「まぁ畑でもいじってその後みんなで食べるお昼ご飯でも作るか」
当然、何を言っても反応してる人はいない。お昼は何を食べようか、この前スーパーで麺を買っておいたからラーメンにでもしようかな。お昼って、無性にラーメン食べたたくなるのはなんでだろう。そんなことを考えながら、作業着に着替えて畑へ向かう。前に収穫したトマト以外にもとうもろこしやナス、オクラなどの夏野菜を育てている。
「みんな〜大きくなるんだぞ〜」
1人で意味もなく野菜に話しかけながら水をまく。可愛い可愛い野菜だ、美味しく育つようになんとなく自分の子供であるかのように愛情込めて育てている。この畑で採れた野菜を使った料理はみんな美味しそうに食べてる気がする。橙愛はナスが苦手だったらしいけど、この畑で採れたのは美味しいと感じるらしい。みんなのためにも頑張って育てないとね。
あー、子供達は学校で上手くやれてるかな、仲良い子とかこれからできると良いんだけど…。
子供達のことを考えているとどんどん時間は過ぎていく。
□□□
「お腹へったぞ!!」
学校が終わり帰りのバスに乗っている。橙愛はお腹がすいたみたいだ。この子はいつもお腹すいてる気がする。可愛いから良いよね。
「愛翠は男子にめちゃくちゃ見られてたわね。狙われたんじゃない?」
「えー、めんどくさいなー」
「わわわすごいのです」
「む、さすが、愛翠」
「誰それ!許さないよ!」
さすがは私の妹可愛すぎて目立っているみたいだ。男子達め愛翠のことを可愛いと思うの当たり前だし仕方ない。だがしかし、こんな可愛い妹を狙う奴なんて許せない。お姉ちゃんは許しませんからね、妹達は私が守ります。
みんなで学校でのことを話していると家に着く、なんだか良い匂いがする。お昼ご飯は何かな。
「むむっ!ラーメンの匂いがするぞ」
「良い匂いだねー」
「美味しそう、お腹、へった」
お昼はみんな大好きなラーメンでした。私もお腹ぺこぺこです。
家に着くとお兄さんにただいまの挨拶をして手を洗い先に着く。
お兄さんが出来立てのラーメンを持ってきてくれた。
「お兄さんありがとうございます」
「めしあがれ」
「いただきますだぞ!」
それぞれ挨拶をして食べ始める。
うん美味しい。お兄さんありがとうございます。
今日も平和だ。
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