応援コメント

8.おしまい」への応援コメント

  • これで結び……!まさかのハッピーエンドでした。
    漁村は魚人さんが人間界で滞在するための村で、時々ああして魚界(魚界……?)に里帰りするのかしら。
    妄想が止まらなくなる作品です。ありがとうございました。

    作者からの返信

     結局なんだったかのはよくわからないままですが、とりあえずみんな無事で、そこそこ満足して終わるという意味ではハッピーエンドですね。

     この作品が平和に終わるのは、主人公があんまりいろいろ知りたがったり、首を突っ込もうとしないからだとも思います。
     ホラーではしばしば、余計なことを知りすぎたために残念な事件が起きたりしますからね。

     書きようによっては、この村の謎を暴いたりする展開もありえたわけですけど、主人公は明日帰りたいだけですし、演奏を頼まれたから演奏しただけのことなので、謎を謎のまま放置するのは、しごくまっとうだと思うんですよね。

  • 演奏にはどんな意味があったんでしょうねぇ。
    寂れた漁村と言うだけでなぜかオドロオドロしく感じてしまいますが、読み終わると爽やかな風が吹いたような感じでした。

    魚人さんもちゃんと人なんですねぇ。

    作者からの返信

     ホラーじゃないんで、「こんなのクトゥルフじゃない」と思われるかもしれないなぁと思いつつ自主企画に参加させていただきましたが、クトゥルフ系の端くれとして認めていただけたようで、ほっとしております。

     魚人が敵対的じゃないし、主人公も怖がらないのでホラー展開にはならないんですが、シチュエーション自体は怪奇的ではあるんですよね。魚人は正体不明だし、儀式も怪しい。

    「インスマウスの影」に出てくる魚人も、本当に主人公に対して敵対的だったかどうかは、はっきりしないんですよね。
     どうやら主人公は魚人の血縁だったらしいですから、であれば、ホテルには襲いにきたのではなく、仲間を迎えに来ただけという可能性もあるのかな、という妄想が、この作品の基となっています。

  • >あのフードの人達の仲間が、例の儀式に使うために買ったんじゃないかなと私は思っている。

    ふふふ…結びも可笑しいです。

    なんていうか、ホラーのような昔話のようなお話で面白かったです。

    って、「その涙さえ命の色」という題名が、このストーリーの何処と結びついていたのかしばし考えましたがわかりませんでした(^^;

    作者からの返信

     この作品はもともと自主企画に参加して書いた作品で、このタイトルがお題として出されて、それを基に作品を書く、というものでした。
     私はさんざん迷った挙げ句、タイトルの内容をあえて本文には書かないという形を取りました。ミステリーのトリックと同じで、知っていれば一応解けるけど、知らないとまず無理でしょう。
     ミステリーなら解答編が付くわけですが、この作品にとってこの謎解きは重要ではないので、特に触れていません。

     ギターのピックにはいくつか種類があって、そのひとつが涙型、ティアドロップというのですが、あれがもらったギターと同じく錦鯉の柄だった、というのが、タイトルに絡んできます。
     作中では特になんとも書いていませんけど、結構あのギターはフードの人たちにとって大事なものだったようで、それを持ち出してきて、知らない人に使わせ、進呈するくらい、あの儀式は彼らにとって大事なものだったらしい、ということを匂わせるタイトルになっているわけですね。

     コンテストに出す際にタイトルを変えようかとも思ったのですけど、もともとこのタイトルから思い付いた作品なので、いざ変えようとすると何も思いつかなかったんですよね。それで、そのままにしています。