主人公は普通の女の子の設定。

　普通って何！？ですね。

　普通の子だから、髪も瞳も普通に茶色。

　その分、三人旅の他の二人は金髪碧眼と、銀髪銀の瞳にしました。

　15歳という設定だから、中学三年生くらいの女の子って、何が出来るのかなぁ……。

　余り物で、お料理を作るのが得意。だけしか浮かびません。

　異世界ファンタジーで、こんなのありですか？

　そうです、初めは三人旅の神剣アフレオスを使った、冒険物を書こうとしていたのです。

　これが、なかなかの苦戦でした。

　三人とはあまり良い数ではありません。（私だけ？）

　主人公は、王子と身分違いの恋をしますし、病弱魔法使いの命は危険になるし……

　何より、具体的な敵が出て来ない！！です。

　一応三人旅の時の、話の一部にこんなのがあります。

　ある国に行って、三人とも命を狙われて、毒薬を盛られるのです。

　病弱だった魔法使いは、毒から作られた薬に慣れており、二人も助かったという落ちです。

　三人旅のエピソードはこれ以上、出来ませんでした。

　代わりに出て来たのが、精霊使いの谷長の孫娘です。

　当初は、普通の女の子の主人公と、精霊使いの女の子は同一人物でしたが、この子は私の頭の中でどんどんキャラクターのイメージが膨らんで行き、完全に独立した子になりました。

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