第3話 異世界ファンタジーとの出会い
決して、文学少女ではありませんでした。
友人に中学生の時に三國志を読破したという
高校生の時に借りましたが、文字の多さに撃沈しました。
純文学なども読んだことがありません。
どっぷり、ライトノベルにハマり、少女漫画に沼ってました。
でも、私が気に入るような作品になかなか出合えなかったのです。
私は、中世のヨーロッパの歴史に大変興味を持っていました。
ところが、中学二年の二学期に世界史は始まり、オリエント文明まで行ってその学期で私は家の都合で転校となりました。転校先は世界史は終わっていて、日本史をやっていました。ガーンです。
ならば高校でと、勢いづいていたところ、私の入ったのはいわゆる普通科ではない所で、なんと世界史自体が無かったのです。
あんなにやりたかった、フランス革命も何やら分からない倫理社会なんてやらされて……溜息しか出ませんでした。
でも、高校生時代に異世界ファンタジーというジャンルに出会いました。
魔法使いが出て来て、竜が出て来て、妖精が出て来る!!これこそ私の待ち望んだ世界です。
処女作の世界にはモデルにした、漫画があります。
剣をテーマにした漫画です。
三本の剣でした。
とても興味を持って、これを真似た物語を書きたくなりました。
私なら一本で良いよな……。
神格化しよう……。
名前はアフレオス。
主人公の名はリーリア。
普通の女の子が、神剣に選ばれてしまったら?
という、コンセプトで。
一緒に旅するのは、王子と、魔法使い。
魔法使いは少し、病弱で美少年にしよう。
これでティラン若長の、外角部分の出来上がり。
名前は、ロランかティランか迷って、風の大陸のティーエより頂き、ティランに決まりました。
ガイザード王子はなんとなく、がたいの良い金髪碧眼で。
この設定は直ぐに出来ましたが、直ぐに詰まりました。
普通の女の子に、神剣を持たせて、何をすれば良いんだよ、です。
私の異世界ファンタジーが頭に芽生えて、詰まった瞬間です。
この物語は形を変え、主人公を変えて、私の頭の中に10年以上も住み続けていきます。
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