導入の中で、主人公の心に雲がかかっているのが印象的でした!
主人公の言葉の節々に辛辣な物言いが飛び出してくるのですが、ネチネチと拘らずシンプルなのが後味を濁すことのないスパイスとして申し分ありません!
『今』から『過去』という形で物語は描かれていきます。
あらすじをまさになぞるための下準備というところでしょうか。
基本的に表現や描写、特に自然の描き方が透明感と眩さを伴い暖かく感じることに対して、丁寧に描かれた詩のような真実がかなりシビアです。
このギャップは実際に見てみるととても衝撃なのですが、その事実がなおさら物語に没頭させてくれるアクセントとなっています!
上述の通り『今』から『過去』ですが、ほんとに『今』のような間柄になるの?と疑いの目を晴らすことができないわけですが、だからこそ先がどう描かれるのかが楽しみです!
そんな悲恋を描いた物語となるか、祝福された物語となるか、ぜひみなさんも見守ってみてはいかがでしょうか?