過去最も落ち込んだ時のお話
雑記ネタで軽く話す感じで、過去の話を出してみることに。
あ、暗い話……だとは思いますが、私自身はすでに完全にダメージのない話です。
ある意味では黒歴史放出祭モノ……だったのかな。
ある種暴露記事。あるいは懺悔記事です。多分もう時効だろうということで。
タイトルの通り、記憶する限り最も落ち込んだ時のお話。
こんなことがあっても諦めなければいいことあるよ、的なお話です。
興味なければブラウザバック推奨です。
当然ですがあまり面白い話ではありません。
一応改行開けておきます。
もういいかな?
……もうちょっと空けよう。
文句は聞きませんよ?
ここまで諦めずにスクロールするなら、文句言ってくる人はいないでしょう。
今からだと三十年近く前のお話です。
まだ二十代前半だった私には、婚約者がいました。
あ、今の相方ではありません。
高校の同級生で、高校生の当時から友人としてはずっと付き合いがあって、つまり気心も良く知れてたといっていいと思ってた相手でした。
といっても、私は高校当時は恋愛感情というのが理解できない類だったので、そういう感情はなく、ホントに友人であって、その女性は私の友人と付き合ってました(先に知り合ったのは私でしたが)
その後、その友人と別れたのは知ってたのですが、二年ぶりくらいに会った時に付き合うことになりました。それが二十歳過ぎの頃。
前述の通り気心は知れてた相手だったので、正直『ウマがあった』というのはあると思います。実際、後日大学の友人(そっちもカップルだった)と一緒に呑んだこともあって、その後別れたと言ったらかなり驚かれましたからね。曰く『ものすごく合ってると思えたのに』だそうで。まあ私もそう思ってましたが……。
正直に言うなら、そういう関係になっていなければ、今でも友人だっただろうと思えますし。
ちなみに住んでる場所の距離はかなりあって、当時私は実家住まいでしたが、相手は仕事の都合で一人暮らしで、四国の某県庁所在地在住。なのですが、大学生の時は夜行バスで長期休みの都度、社会人になってからは飛行機でだいたい一月に一回くらいは会いに行ってたとは思います。
あの頃にマイル制度うまく使ってたら溜まっただろうなぁ(笑)
別れた理由は非常にシンプルで、相手が浮気したためです。
その時すでにお互いの両親には挨拶済で(というか高校時代の経緯からうち親はずっと前から知っていたしこっちに来た時は実家に泊まってた)、式の場所と日程をどうするかという段階で、お互いの両親の顔合わせすら終わってました(わざわざホテルで食事会をした)
それが突然、結婚をしばらく延期したいというから理由を問い詰めたら、浮気だったという。そういう行為も込みでした。
そこまで事態が進んでいて浮気されるなど考えもしてなかったし、そもそも本人が『浮気なんて絶対しないし許さない』と幾度も公言してましたからね。それこそ高校生の頃から。
それだけに本当に理解不能でした。
結局そういう人間だったんだろうとは思ってます。
どう言い繕ったところで、それは事実ですし。
ちなみに交際期間は五年以上。友人として付き合いのあった時間も入れるなら十年近く。これで見抜けなかったんだから、私の目も節穴だったんだろうなぁ、というのはちょっとあります。
あっちにも言い分はありましたが、極論マリッジブルーといえばそうなんでしょうけど。それは浮気の理由にはならんよね……とは思う。
私にとっては初めて付き合った女性で、私の恋愛観というのは基本的に結婚まで一本道という単純なものだったため、当時本当に落ち込んで、どうしようもない状態だったようです。
仕事には何とか行ってたのですが、上司に『やる気ないなら仕事辞めるか?』と言われたのは今でも覚えてます。ちなみに自分ではちゃんとやってるつもりでした。
ああいう状態の時って、ホントに自分のことが分からなくなるもんなんですね。
何をやってもダメな状態で、冗談抜きで自殺しかけました。
それでも踏みとどまれたのは、一つには正直言えば、遠距離だったからだとは思います。なので、普段一緒にいないことが当たり前。
あとはホントに『なんでこんな〇〇のためにこっちが苦しむ必要があるんだ』とある種キレました。
ぶっ壊れたとも言いますが。
ちなみにこの時期に、狂ったようなペースで書いたのが『絆~』の原型です。
色々な感情のエネルギーを無理やり一方向に向かわせた感じでしょうか。ホントに三週間……というか、たぶん書き出してからだと実質二週間かからず書きましたからね、あれ。しかも仕事を(一応)しながら。
そのなんかのエネルギーがあったのか、最終選考まで残ったのは驚きですが。
まあ、話の概要はこの事態が起きる前に考えていたので、それに従って半ば狂ったように書いたんだと思います。正直、これがなければ間に合わなかった気がする。
書いている時だけは現実逃避していたのかもですね。
ぶっちゃけ、書いているときのことはよく覚えてないです。
印刷が朝までかかったのは覚えてますが(当時データ入稿はなかった)
そんなわけで、ほぼ絶望するほど落ち込んだわけですが……。
だいたい一ヶ月程度である程度は回復しました。
まあその間に色々なものをリセットしまくってますが。
当時運営してたウェブサイトも閉鎖して、ネットの友人が共通してたので、それも全部切りましたし。
遠距離だったので、リアルな友人関係に影響がほぼなかったのは大きかったですね。
その後は何年も経ってから(というか結婚してから)、一度だけとある巨大同人誌即売会イベントですれ違いましたが、それっきり。
私は、その後また新しいネット関連の友人と付き合う中で今の相方に出会って、交際を経て結婚しました。
別れてから一年半くらいで付き合い始めて、結婚したのは五年ほど経ってからですが。私はどうも交際期間は五年らしいです(笑)
いや、まあ出会ってすぐはないというか相方はまだ学生でしたしね。
また懲りずに遠距離でしたが……でももうちょっと近かった(笑)
そしてもちろん今も一緒ですし、多分ずっと一緒だろうとは思います。
二人の子供にも恵まれましたし、一応仕事もそれなりに順調……だと思います。
これはほぼ確実に断言できますが、あのまま結婚してたら、多分今ほど楽しくしてはいない思います。所詮そういう人間だったんだろうから、あの時にしなくてもいつかやったでしょう。
言い方を変えれば、そうしてもいい程度の相手としか思われていなかったとも言えますし。
侮られていたというか。
なので実のところ、今はむしろ感謝してます。
今の相方に会える可能性は、あそこでそういうことをしでかしてくれなければなかったわけですから。
結婚してもう十五年以上ですが、今の方が幸せになれてると断言できます。
仮に『そういうこと』をされずにすんなり結婚していたとしても、です。
多分あっちもよかったと思ってるでしょう。
この件を経て、少なくとも現代日本であれば、大抵は生きていれば何とかなるんだと、私は思うようになりました。
あの時に人生投げ出さなくてよかったな、と。
もっと素敵な相手に出会えたわけなので。
ちなみに唯一、ちょっと悔やんでるのは、実はこれ、十分に慰謝料をもぎ取れる案件だったらしいです。正式に婚約をしてなくても、実質してる状態だと判断できるような状態だったら取れるそうで、ほぼ完全に要件は満たしていたでしょう。
これを知ったのは別のネタで色々調べてる時で、すでに数年が過ぎてましたから完全に手遅れでしたが、七桁は取れたらしい。ちっ(笑)
私の場合は、これが過去一番落ち込んだことなのは確実です。
というか、これ以外にここまで極端に落ち込んだ記憶がないというか。
仕事で大変だったなー、ということはたくさん(×たくさん)ありますし、うまくいかなくて落ち込んだこともあるのですが、それでもここまでになったことは一度もありません。
そういう意味では、私は比較的メンタルが打たれ強くて回復しやすいのかもですが。
というか、この様な事があったので、全部投げ出したりしなければ何とかなる、と思ってるところはあるのかもです。
でも実際、それが事実だと思います。
どんなに絶望的な状況であろうと、それが自分の命が失われる状況でない限りは、大抵は何とかなると思うことにしてます。
少なくとも人の生死が関わらない限りは、ですが。
カクヨムにはいろんな人がいますし、色々悩む人もいると思いますが。
この話が、何があっても『次』があると思える一助になれば、幸いです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます