12/15 【読む】柚緒駆「走る」
・「走る」
→https://kakuyomu.jp/works/16817139555206707690
とある建物に入っていった少女と幼い弟と妹。外では雨が降り出していた。800文字以内のSF作品。
ワンシーンだけでも、目一杯の絶望が詰め込まれている。やり場のない怒りとか、どうにもならない未来とか、やるせなさでずんと心が重くなる。
SFとは、時代や場所を限定しないのが良さだと思っているけれど、こちらではなんとなく察せてしまえるのが余計に怖さを感じる。アップした時期を見ると、世界が絶望に覆いつくされていた頃だったから、こんな物語が出来たのだろう。
と言いたかったのだが、今も大変じゃないか。それどころか、余計酷くなっているじゃないか。どうなっているだ、おい。
書き忘れていたけれど、こちらは私が主催していた自主企画「問えば響く君の答え」の「雨を降らすのは誰?」への参加作品。
問いかけてくる相手を限定していたわけじゃないけれど、こちらも子供からの質問だった。やっぱり、この問いかけ自体に無邪気なイメージが出てくる問いかけのかもしれない。
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