12/2 【読む】東美桜「鳥籠より祈りの唄を」
・「鳥籠より祈りの唄を」
→https://kakuyomu.jp/works/16816927862121953488
鳥籠の中で閉じ込められて、人間のために歌を歌わせ続けられている白と黒の二羽のカナリア。夕方、白いカナリアと黒いカナリアが役目を交代するほんの少しの時間、二羽は言葉を交わす。「奇跡の存在」と謳われたカナリアたちを描いた異世界ファンタジー。
背細やかで重厚な風景と時間描写が冒頭から目を引く。最近のトレンドとは違うのかもしれないけれど、こういう情景描写から始まる小説は大好きだ。
さて、昨日は省略したけれど、去年度まで私が主催していた「問えば響く君の答え」という自主企画についてご紹介しよう。こちらは、香鳴裕人さんが以前に主催していた企画で、主催者が提示した質問に対して、登場人物がどうこたえるのか、を中心に据えた小説を募集するというもの。
この小説での質問は、「明日はどんな唄を歌おうか?」というもの。参加者それぞれによって、「明日」や「唄」の定義が異なっていくのは面白い。それに、今回のような、カナリアが主人公のお話も目新しかった。
私も、よく縛りあり新作中心自主企画を参加するからよく分かるけれど、縛りがあるのは大変だが、とても楽しい。このお題をどうクリアするのか考え抜いて、その上面白い物語を描くというのが、いつもと違う脳みそを使っている会館になって、とても癖になる。
自主企画一覧を見ると、今回も面白そうな縛りあり自主企画をいくつか見つけた。全てとはいかずとも、いくつか参加出来ればなぁと思っている。
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