第6話 ショッピング
学校が終わり、家に帰る。
花蓮と気まずい空気の中夕ご飯を食べ、食器も洗い終わりようやく訪れた自由な時間。
部屋にこもり、なんともなしにベッドに寝転がった丁度その時、スマホからピロリンと軽快な電子音が鳴る。
俺はスマホを手に取り画面を見ると、チャットアプリに深紅からメッセージが来ていた。
恐らく、今日言っていたことの報告だろう。
その予想は的中しており、メッセージ画面には深紅から新着メッセージが届いていた。
『桜ちゃんは協力してくれるってさ。日付はどうする?』
日付か。なるべく早い方が良いかな。この空気に耐えられそうにないしね。
『今週の土曜日が良いかな。花蓮に無視されるの辛い……早くなんとかしたい……』
『了解。じゃあ、そう伝えておくわ。花蓮ちゃんと仲直りできるといいな』
『うん』
短くメッセージを交わし、俺はスマホを枕元に放る。
深紅達が手を貸してくれる。それはとても嬉しい。けれど、同時に事が進めば進むほど、俺の中で不安が鎌首をもたげるのだ。
天井を眺めながら、少し考える。今まで、ずっと頭の片隅にあったことだ。
花蓮は、俺のことが嫌いなんじゃないだろうか?
いつ頃からは分からないけれど、花蓮は俺に頼らなくなった。態度も言葉も冷たく、不必要に干渉しなくなった。
思春期かなってずっと思ってたけど、もし単に俺のことが嫌いなのであれば、今俺がしていることは無駄なのではないだろうか?
俺は花蓮が好きだ。勿論、異性としてではなく、一人の家族としてだ。けど、それが俺だけであったとしたら、俺が花蓮と仲直りするなんてできないのではないだろうか?
そうであったのなら、寂しいな……。
小さい頃は近所でも有名なほどとても仲のいい兄妹だった。何をするにも一緒で、どこに行くにも一緒だった。二人で同じ時間を過ごしていた。それこそ、毎日ずっと。
小学生になってからは年が違うので会う時間も少し減ってしまったけど、それでも仲のいい兄妹であったことに変わりなかった。
けど、いつからだろう。多分、俺が気付かない切っ掛けがあって、徐々に徐々に、花蓮は俺から離れて行った。
本当に、気付いた時にはこうなっていた。それがいつから始まったのか、分からないくらい、ふとした瞬間に俺たちの距離は開いていた。
それに気づいても俺は毎日いつも通りに振る舞っていたけれど、内心ではずっと寂しかった。
「……」
気付けば、俺はスマホを手に取って不安を纏って重い指で深紅にメッセージを送っていた。
『俺って、花蓮に嫌われてるのかな? もしそうだったら、仲直りなんてできないんじゃないかな?』
我ながら、弱気な言葉だ。
けど、このまま続けるにしても諦めるにしても、客観的な意見が欲しかった。
俺は胃がせり上がるような不快感に襲われながら、深紅からの返信を待った。
――ピロリン。
「――っ」
ほどなくして、スマホから電子音が鳴り響いた。
俺は慌てて携帯を見る。そこには、深紅らしい遠慮のない言葉が紡がれていた。
『お前はバカか? 花蓮ちゃんがお前のことを嫌ってるわけないだろ。それに、嫌ってる相手が入学式に来なかったら、普通喜ぶだろ? けど、花蓮ちゃんは怒ってたんだろ? それだけ、お前に入学式に来て欲しかったってことだよ』
「――っ」
確かに、そうなのだろう。普段は起こしに来るなんてしないのに、その日に限っては俺を起こしに来てくれた。早く早くと急かしてきた。
『自信が無いのも分かるし、花蓮ちゃんがお前に冷たい態度をとっているのも、俺はお前とずっと一緒だったから分かる。けど、冷たくてもお前のことを嫌ってのことじゃないのは分かる。花蓮ちゃんは花蓮ちゃんで、考えがあってやってるんだと思う』
考え? いったいどんな……。
思考しようとしたところで、メッセージが送られてくる。
『それも含めて、今度の機会に訊けばいいだろ。そんでついでもって、お前の思いの丈も一緒にぶつけてこい!』
「……ははっ」
深紅らしい励ましの……いや、激励の言葉に、思わず笑みが浮かぶ。
確かに、分からないことを今考えてもしょうがない。それも含めて、花蓮に訊いてみればいい。
俺は先ほどよりも軽い指で返信する。
『ありがとう深紅。お前が幼馴染で良かった』
『腐れ縁だ。何度も言わせんな』
送ったお礼の言葉に、直ぐに冗句とも本気ともつかぬ言葉が返ってきた。
「バカだな、あいつは」
思わず微笑みながら漏れ出す言葉。照れているのか本気なのか。でも、恐らくはただの照れ隠しなのだろう。
長い付き合いだ、それくらい分かる。
上手く行ったら、深紅にお礼をしないといけないなと思いながら、その日は眠りに着いた。
俺と花蓮の仲直り大作戦(美樹命名)が決まってから、あっと言う間に数日が過ぎ、ついに作戦決行日になった。
昨日俺の部屋に来た花蓮が、不機嫌そうな顔で土曜日に花蓮と甘崎さんと一緒に近くの大型ショッピングモールに遊びに行けるかと訊いて来た。俺はもちろん了承をした。
答えを聞いた花蓮はもう用は無いとばかりにすぐに部屋を出て行った。
わざわざ顔を合わせて訊いてくれたのは、俺のことを嫌っているわけでは無いことの証左のようで、少しだけ嬉しかった。
ともあれ、今日は女の子二人と一緒にショッピングである。二人とも可愛いから、俺も少しは見てくれを良くしてみた。
と言っても、俺は服にはあまり興味が無く、俺よりも背の高い深紅からのおさがりが俺の普段着の大半を占めている。
深紅の洋服のセンスが良いから、深紅がしていた合わせをそのまま着ている。なので、胸を張ってコーディネートを自慢できない。まあ、別にそれでもいい。俺は服のセンスを見せつけるために行くのではないのだから。
だけど、変な格好になっていたら嫌だな。もう一度確認するか。
俺はタンスの扉に付いている姿見の前に立つ。
今日のコーディネートは、足が長く見えるように黒のスキニーをはいている。自慢ではないが、俺は足が長いのがちょっとした自慢だ。あ、自慢って言っちゃった。ま、まあ、俺の誇れる部分の一つであることは確かなのだし、良いだろう。うん。
次に、上は白のティーシャツに黒の紐ネクタイ。それに、深紅が勝手に置いて行った伊達メガネと、キャスケット帽をかぶっている。因みに、伊達メガネとキャスケット帽は深紅のお姉さんが買った奴らしい。けど、似合わなかったから俺のところに回って来た。曰く、似合うから、と。
……まあ、実際変じゃないから使ってるけれど、女物が似合うと言われる俺の心中は複雑だ。
ともあれ、今回はそれに助けられたわけだから良しとしよう。
普段は伊達メガネも帽子もかぶらないけれど、なにせ今日隣を歩くのは美少女二人だ。俺みたいに目つきが悪い奴は少し顔を隠した方が良いだろう。
俺は自身の格好を再確認すると、一つ頷く。
うむ、完璧だ。
そして最後に持ち物チェック。財布よし。携帯よし。ハンカチとポケットティッシュよし。うん、大丈夫。
持ち物はこれくらいで十分だ。今日は荷物持ちをするかもしれないから、身軽な方が良い。
俺は全ての準備が整っているのを確認すると、家を出る。一人で家を出て、鍵をかける。なんでも、今日は現地集合らしい。甘崎さん曰く、その方が雰囲気があるから、とのことだ。
いったい何の雰囲気なのか良く分からないが、手伝ってくれる桜ちゃんがそう言うのならば間違いないのだろう。
俺はそんなことを考えながら、目的地に向かう。ショッピングモールに向かうには電車を使うので、まずは駅に向かわなくてはならない。
と言っても、二駅ほど離れているだけなのですぐに着く。
移動に時間はあまりかからないけれど、早く着くに越したことはないので、少しだけ歩く歩を速める。
と言うのは、理由の半分。もう半分は、俺に突き刺さる視線だ。
なんか、今日に限って凄く見られているのだ。そりゃあ、大通りを通っているから人目はあるけれど、それにしても見られ過ぎである。
俺の格好、変かな?
いつも出かけるときは隣に深紅か花蓮がいたので、少し心細い。
俺は心細さを隠すように下を向き、逃げるように駅に向かった。
視線の集中砲火を浴びながら、俺はようやく目的地であるショッピングモールに到着した。ショッピングモールに着くまでに、視線の集中砲火が切れることはなかったので、とても居心地の悪い思いをした。
まあ、それは置いておいてだ。俺は、事前に言い渡されていた集合場所に向かう。
えっと、確かペットショップの前の広いロビーだったっけ?
俺は案内板を確認すると、早足に向かう。
時間的には余裕があるけれど、出来る限り早めに着いておきたい。と言っても、俺よりも先に花蓮が家を出ているから、花蓮よりも遅くに着くのは確実なのだけれど。
二人よりも遅く着いたら怒られるかな? 甘崎さんは分からないけれど、花蓮はちょっと怒りそうだ。開口一番、遅い、って言ってきたりしてね。
そんなことを考えているうちに、集合場所に到着した。
二人はどこに、と捜すまでも無く、二人は簡単に見つけることができた。なにせ、そこだけ空気が違うのだ。
二人はベンチに座りながら楽しそうに談笑をしていた。しかし、たったそれだけなのに、常人には踏み込みがたい雰囲気があるのだ。だからこそ、誰も二人に近づけない。その雰囲気を恐れ、その雰囲気を壊すことを躊躇わせる。
華がある二人だが、その華が絢爛過ぎた。
まあ、俺には全く関係ないわけだけれど。
なにせ、妹とその友達だ。何を躊躇う必要があると言うのか。
俺は周囲の目も気にせず、無遠慮に二人に近づいて行く。
豪の者か愚の者か。それを見極めようとする視線を感じるけれど、残念ながら俺はただの兄弟でその知人なだけです。
「お待たせ二人とも。ごめんね、遅くなっちゃった」
「……遅い」
謝る俺に、予想通りの言葉を返す花蓮。
「ごめんって。甘崎さんもごめんね」
「いえ、ワタシも今来たところですから!」
「そう? 良かった」
甘崎さんの答えを聞いて思わず安堵してしまう。
「ほえぇ……」
すると、甘崎さんが気の抜けたような声を漏らす。
「ん、どうしたの?」
「あ、ああいえ! 如月さん、美人だなぁって思いまして」
「花蓮、美人だって。良かったね」
「私じゃないと思うけど……」
何を言うんだ。この場で『如月』で『美人』と言えば花蓮以外に居るわけがないじゃないか。
「あ、あの、お兄さんの方の如月さんが、美人だなぁって」
「え、俺が?」
おずおずと言った感じで言ってくる甘崎さん。
「は、はい! ボーイッシュな美人さんって感じです!」
「ボーイッシュって……」
それって、女性に使う言葉だよね? そう思ったけれど、甘崎さんは俺を褒めているだけなのだろうことは、その目を見ればわかる。
「あ、ありがとう、かな? 甘崎さんも、とっても可愛いよ」
「い、いえ! そんなワタシなんて!」
俺がお返しとばかりに褒めれば、甘崎さんは照れたように手をわたわたと振る。
「それと、如月さんじゃ紛らわしいから、俺のことは黒奈でいいよ」
「分かりました。それじゃあ、黒奈さんって呼ばせてもらいますね?」
「うん」
俺のことを名前で呼ぶ女子は少ないので少しだけ気恥しいけれど、紛らわしいのでしょうが無い。
「それじゃあ、ワタシのことは桜って呼んでください!」
「うん。分かったよ、桜ちゃん」
女子を名前で呼ぶこともあまりないので、こちらも少し気恥ずかしい。
「む……」
俺が少しばかり照れていると、花蓮がムッとしながら俺を見ている。
「な、なにかな?」
「……別に。デレデレして情けないとか、思ってないから」
「で、デレデレなんてしてないよ?」
気恥ずかしかったのは事実だけれど。
「別に、そんなこと思ってないって言ってるじゃん」
そう言うと、ぷいとそっぽを向く花蓮。
うーん……なんで花蓮が不機嫌になったのかが分からない。
俺が小首を傾げていると、甘崎……桜ちゃんは、訳知り顔で苦笑している。
俺は桜ちゃんに花蓮が不機嫌な理由を訊こうと思ったが、それは花蓮がいないときの方が良いだろう。花蓮がいては、桜ちゃんも言いにくいだろうし。
ともあれ、お互いの呼び名が決まったしそろそろ移動するとしよう。
ここでいつまでもお喋りをしていても仕方が無い。なんだか先ほどよりも人目が集まって来てしまったことだし、そろそろ移動するとしよう。
「それじゃあ、行こうか」
「はい!」
「……わかった」
俺が言うと、二人は立ち上がる。
「二人はどこに行きたい?」
「「服を見に行きたい(です)!!」」
俺の言葉に揃って応える二人に、思わず苦笑を漏らしてしまう。
「それじゃあ、服を見に行こうか」
「はい!」
「うん」
とりあえず、最初は服屋に行くことになった。
目的地も決まったところで、俺たちは歩き始めた。
一言に服屋と言っても、大型のショッピングモールには服屋がたくさん入っている。少しお高い店から、手に取りやすいお手頃な値段のお店までより取り見取りだ。
それに、値段と関係なしにお店ごとに売っている商品のデザインが微妙に違っていたりする。また、当たり前だが、商品のラインナップも系統も違う。
まあ、つまりは、だ。
「二人とも、まだ買わないの……?」
「もう少し見比べる」
「はい! 少ないお小遣いを有効に使うために、満足いくまで見比べます!」
「そう……」
二人の買い物が全く終わらないのである。
二人は、あっちの店へこっちの店へとせわしなく移動を繰り返す。
やれあっちの店はやすい、やれこっちの店はデザインが好みだ、などなど。比べる理由を見つければ店を移動して見比べる。ずっとそれの繰り返しである。その間、一つも商品など買ってはいない。
俺は、思わずこぼれそうになる溜息をぐっと押しとどめる。
今日は花蓮の機嫌を直しって、俺のことをどう思っているのかを訊くのだ。二人の気が済むまで付き合おう。けど、それにしたって長すぎではあるけれど……。
俺は手持無沙汰に衣服を眺める。
何か意見の一つでも訊かれるのかと思ったけれど、二人は黙々と服を選んでいるのだ。それに、意見を訊くときも俺では無くお互いに訊いているだけだ。俺はまったくいる意味が無いのである。
俺が一人どっかに行ってしまっては、美樹が考案した三人組作戦の意味が無い。そのため、俺は二人について行っているのだ。
それでも、手持無沙汰なのは変わらないので退屈なのだ。だから、仕方なしにお店の商品を見ているのだ。
「なにかお探しですか?」
すると、そんな俺を見て服を選んでいると思った店員さんが声をかけてきた。
「いえ、ただ見ているだけですので」
「そうですか。よろしければ、私の方でお見繕いしましょうか?」
「え、いえ、大丈夫です」
「お客様はスタイルが良いですから、全体的にすらっとした印象を与える服なんかがよろしいかと」
「あ、あの……」
「これなんかどうでしょう? 脚の線を出すのも良いですけれど、お客様は腰の位置が高いのでロングスカートも様になるかと」
「え、いえ、ですから」
「それと、お客様はボーイッシュにまとめていますが、見たところ清楚さを持ち合わせておりますので、最新の流行を取り入れつつ、定番のファッションアイテムを使ってシンプルにコーディネートするのも良いかと思われます」
「あ、あのぉ……」
俺の声がまるで聞こえていないかのように、コーディネートの提案をしてくる店員さん。
問いかけと言うよりは最早自分への語り掛けのように思えるその行動。恐らく店員さんの中で俺に似合うコーディネートを選び抜いている真っ最中なのだろう。
まるで機械のように様々な情報を口から放出する店員さん。機械のようなのに、その目だけは獲物を見つけた肉食獣のような鋭さを持っており、俺が少しでもその場から離脱しようとすれば鋭い視線で縫い付けてくるので、まったくもって油断ならない。て言うか怖い。
ファントムでもこんなに怖い相手いなかったよ!?
ファントムよりも恐ろしい目を持つ店員さんに戦慄しながらも、この状況をどうしようかと必死に考えていると、ようやく俺の様子に気付いた二人が頭に疑問符を浮かべてやってきた。
「どうしたの?」
「ちょっと店員さんに捕まっちゃって……」
「肩が綺麗だから出しても良いけれど、あまり下品に見えない衣服の方が好ましいわね。露出は控えめに? いえ、それだと彼女の美しい肌を魅力的に見せられない……」
ぶつぶつとプログラムコードのように無尽蔵に紡がれる言葉を放ち続ける店員さん。そんな店員さんの様子を見て、二人は納得したように頷く。
良かった、これで解放される……。
ほっと一息、安堵したのも束の間。
「兄さ……姉さんには、やっぱり黒とかシックな色が似合うと思います」
「逆に、可愛い系も意表を突いて良いと思います」
二人は、店員さんに向かって自分の意見を言い、便乗し始めたのだ。
ちょっと二人とも!? 止めてくれるんじゃなかったの!? て言うか、花蓮! 姉さんってなにさ! あながち間違いでもないけど、俺はお前の兄さんだぞ!
「二人とも、ちょっと……」
「「姉さん(黒奈さん)(お客様)は黙ってて(ください)」」
「は、はひ……」
声をかけたら三人に真剣な眼差しで言われ、思わず一歩後ずさってしまう。
「いっそ黒とかよりも、薄い緑とか、優しい冷色系の方が良いのかもしれません」
「ピンクも捨てがたくないですか? 濃いピンクは論外ですけど、薄いピンクならそんなに主張しませんし」
「系統的にはあまり色の濃いものは使わない方が良いかもしれませんね。後は、暖色系か冷色系かですが……」
三人は顔を突き合わせて、まるで会議のように真剣な表情で話を進める。俺の意見はまったくもって無視なわけなのだが……。
誰か俺の意見も聞いてぇ……なんて、言える空気でも無い。
女三人寄れば姦しいとはよく言ったもので、彼女たちの言葉が止まる様子は無い。
けれども、彼女たちの真剣ながらも楽しそうな表情を見ていると、最早止める気は起こらなかった。と言うか、もう俺には止められそうにはないだけなのだけれど……。
俺は彼女たちを止めることを諦めて、流れに全てを任せることにした。
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