第18話 決戦前夜
初めての演説会で大成功を収めた俺達は、その後も勢いを加速させていった。
朝早く校門前で握手会を行ったり、校内放送で宣伝をしたり、放課後にも度々演説会を開いたりした。他にも学園が有志で募る校内の清掃イベントなどにも積極的に参加し、俺達の存在をみんなにアピールした。
演説会は開くごとに聴衆が増え、普通に校内で知らない生徒とすれ違った時も「頑張って下さい!」「選挙、応援してます」と声をかけられるようになった。
努力が実を結んでいる実感を覚え出した時。
あっという間に選挙まで残り一週間となった。
五月五日、朝のホームルーム。
篠塚先生がみんなに配ったプリントは、有権者事前調査の結果が記載されたものだった。
有権者事前調査とは学園側が立候補者を除く全生徒に対して行うアンケートで、生徒が現時点でどの候補者を支持するかという質問に答えたものだ。この結果を受けて、候補者達は投票日に行われる公約発表演説会でどんな演説をするかを構想する。新たな作戦を練るための重要なファクターなのだ。
「逢坂さんすごいですねー。今の副会長より支持を集めてるじゃないですか!」
篠塚先生がプリントを見て叫んだ。クラスのみんなも感嘆の声をもらす。
「やるな逢坂。これは当選確実じゃないか?」
豪がプリント片手に俺に言う。
「まだわからんがな。でも、音羽が霧林に負けるのは想像できないな」
副会長立候補者は音羽と霧林の二人だ。現時点では霧林よりも音羽の方が全校生徒に支持されている。
「杉崎くんもかなり競っていますねえ〜!二人とも私の誇りですよ!」
篠塚先生が嬉しそうに言った。
俺の支持率は神宮寺会長に劣るものの、かなりの僅差ではあった。軍艦や神山、三島も負けてはいるがその差は大きくない。勝負の鍵はやはり投票日に行われる演説会になりそうだ。
「すごいじゃん!杉崎くん達」
「マジ応援してるから頑張れよ」
「みんなお前らに投票するから」
クラスのみんなに熱いエールを投げられる。
俺は照れ笑いをして、音羽の方を見た。
努力が報われた嬉しさに笑顔を見せながらも、そこには一切の驕りはない。そんな様子の音羽であった。
*******
その日の放課後。
いつものメンバーでいつもの空き教室に集まった。部活がオフらしく、今日は丹波さんと三島さんも最初からいた。
ちなみに世間ではゴールデンウィーク真っ只中だが、進学校の洛陽学園では平日は普通に終日授業がある。俺達にとっては変わらず選挙活動が出来るため好都合であった。
「とりあえず私達の努力は無事に実を結んでいるようね。安心したわ」
丹波さんが今朝の事前調査結果について述べた。
「だな。逢坂は霧林を上回り、他のみんなも負けてはいるが僅差だ。これ以上ない善戦ぶりだろ」
机に足を投げ出して座る豪。
「ひとまず安心ですが… 。やはり七草先輩は強敵ですね。投票日当日、彼女を上回るだけの演説をしないとです」
神山がサラサラとした髪をかきあげ言った。
「うむ。総悟が言う通り、本番の演説に向けて新たに作戦を立てねばならんな。『汝、平和を欲さば、戦争に備えよ』だ。攻めるにせよ守るにせよ、戦いに勝つにはそれ相応の備えがなければならん」
軍艦は慢心することなく、次の一手に意識を集中させている。
「でもさあ、もう今までの演説会で大体のことは話し尽くしたじゃない?本番の演説会はなに話せばいいのかなぁ」
三島が疑問を口にする。
「本番は俺達自身のことを話そう」
「わたしたち自身のことー?」
俺の言葉を聞き、三島は眉間に皺を寄せた。
「ああ。今までの演説会、俺達は実現させたい政策目標を語ってきた。だから選挙当日はもっと熱い野望というか、俺達自身のことをみんなに知ってもらいたいんだ」
「どうして自分が選挙に出馬したのか、とか?」
「それでもいい。とにかく自分の心の内にあるものを曝け出すのが大事だと思う」
「春希くんに賛成よ。最終的に人の心を動かすものは、建前や目標じゃない。それぞれが秘める熱い想いこそ、誰かの心を動かせると思うわ」
音羽の言葉に、みんなが納得したように頷いた。
選挙まで残すところ一週間。俺達の次なる課題は、大衆と向き合うのではなく自分自身と向き合うことになった。
*******
同時刻、生徒会室。
「何よこれ!一年の分際で競ってくるなんて生意気だわ!」
六本木春華が、調査結果の紙を勢いよく床に叩きつけた。
「落ち着け春華。確かにヤツらの善戦ぶりは驚くものがある。だが、大事なのは投票日だ」
霧林が六本木をなだめる。しかし当の霧林もあまり顔色は良くなかった。
「まさかあの嬢ちゃんがここまで支持を集めていたとは驚きだねえ」
鬼塚は顎をさすりながら言った。
「そうね … 。神山くんの追い上げもすごいわ。この中で私だけ落選しちゃうかも」
ゆったりとした口調だが、若干焦りの色も感じさせる七草つぐみ。頬に手を当てている。
生徒会役員共はみな、後輩達の予想外の追い上げに若干の不安と焦りを感じていた。ただ一人、足を組んでソファに腰かける神宮寺怜子を除いて。
「所詮は事前調査に過ぎんよ。霧林がさっき言ったが、大事なのは投票日だ。生徒達が票を入れる瞬間、私達がヤツらを上回っていればいいだけのこと」
神宮寺は悠然と言い放った。彼女の余裕しゃくしゃくな様子に、焦りを感じていた他の役員達も落ち着きを取り戻した。
「会長の仰る通りだ。それに春華よ、忘れていないか?俺達は一年連中のリーダー杉崎春希の弱みを握っているということを」
霧林が唇の端を歪めた。六本木はハッとして、それから意地の悪い笑みを浮かべた。
「そうね…私達には切り札があったわね。ふふっ…まさかあの杉崎にあんな過去があったなんてね」
そう。霧林と六本木は既に杉崎春希の身辺調査を終えていた。そして、とても公には出来ないようなスキャンダルを掴むことに成功した。
「しかし、本当にその話を演説会で大っぴらにするのか?」
「さすがに杉崎くんが可哀想な気がするわ」
卑怯極まりない手段を快く思わない鬼塚と七草。そんな二人を見た神宮寺はニッと笑い、
「私だって本当に心が痛むさ。あんな過去を暴露される杉崎くんの気持ちを考えたらな。だが、私が勝負に勝つ為には手段を選ばぬ人間なのは知っているだろ?これは仕方のないことだよ…それとも、鬼塚とつぐみは落選して一般生徒に成り下がるかい?それも一つの手だ」
「落選するのは流石にな…」「私達、もう戻れないとこまで来てしまったのね…」
鬼塚とつぐみは敗北の恐怖に襲われ、杉崎春希を気の毒だと思う気持ちは薄れてしまった。
「ふふ…本当にでかしたぞ、霧林に春華。あんな大スキャンダルが暴露されれば、一年連中の信用はガタ落ちだろう。ほかの候補者も全員道連れだ」
神宮寺はさぞ愉快そうに笑う。一年 VS 二年のチーム戦のような図式となっているこの選挙、一年リーダーの杉崎の信用が無くなれば、連鎖的に他の一年候補者達の信用も失われる。神宮寺が思い描く勝ち筋はこんな感じだ。
「だんだん選挙当日が楽しみになってきたわ。アイツら全員まとめて公開処刑よ」
「俺達生徒会に楯突いた罪…大衆の前で償ってもらおうじゃないか」
六本木と霧林が邪悪に顔を歪めた。
「杉崎春希…お前の命綱は私が握っている」
神宮寺が誰にも聞こえない声量で呟いた。
彼女は自らの野望が達成される日が近いことを予期し、愉悦と歓喜に心を震わせた。
*******
それから更に時は過ぎた。
五月十一日。ついに生徒会役員選挙前日となった。
放課後、俺達はいつもの空き教室に集まり、明日の本番を前に決起会を催すことにした。
まあ要は今までの選挙活動を振り返りつつ、明日は頑張ろうね的なことをお菓子とジュースをつまみながらワイワイ話そうという感じだ。
机を何台かひっつけてその上に買ってきたお菓子とジュースを広げる。それぞれ椅子に座って机を囲む。
俺はコーラが注がれた紙コップを右手に持ち、席を立ち上がった。
「えーと、とりあえずみんな今までお疲れ様!明日は待ちに待った選挙本番だ。いいか、努力はたまに裏切るけど、八割九分くらいは裏切らない。自分達が今までやってきたことを信じて、明日は過去最高に大衆の心を鷲掴みにしてやろう。そして絶対に神宮寺会長率いる現生徒会を…」
「マジ話長すぎぃ〜校長先生の朝礼かよぉ〜」
「これ以上続けたら誰か貧血でぶっ倒れるぞ」
三島さんと豪が文句を飛ばした。
「わかったよ!じゃあ…俺達の勝利を祈って、乾杯!」
『乾杯!!』
みんなで紙コップを突き合わせた。
「はぁ〜なんだかんだあっという間だったねぇ」
オレンジジュースをぐびっと飲み干した三島さんが言った。
「そうね。演説会に放送に握手会に校内清掃…やれることは全てやったわね。もうクタクタだわ」
丹波さんが右肩を回した。随分とお疲れのようだ。
「疲れはしたけど、私すごい楽しかったなぁ〜。なんか、みんなで何かを頑張るっていいもんだね!」
三島さんが元気よく親指を突き立てた。
それに対して全員が、穏やかな顔で頷いた。
「俺は常に単独で戦闘訓練を行ってきたが…誰かと力を合わせることは中々良い経験になった。今度このメンバーでサバゲーでもやらないか?」
軍艦がみんなの顔を見て言った。
「いいね〜!サバゲーちょーやってみたい!」
「俺は西部劇に出てくる凄腕ガンマンの生まれ変わりだから、お前らじゃ相手にならねえよ」
「銃を向けて戦い合う女子達…隠し切れない野生の本能…何かそそられるような気がします」
三島さん、豪、神山はやる気満々だ。
「春希くん、サバゲーやったことある?」
隣に座る音羽が尋ねてきた。
「ない。ペイント弾で撃たれたことはあるが」
軍艦に初めて会った日、俺は腹を撃たれた。
「私ちょっとやってみたいかも」
音羽が呟いた。
「音羽それマジで言ってんの?当たるとそれなりに痛いわよ」
丹波さんが顔をしかめた。経験者なのだろうか。
「それは千鶴が下手だからだろ。そもそもサバゲーってのは当たらないようにやるもんだぜ」
「はあ!?私が下手なんてよく言えたもんね。中学生の時ボコボコにされて泣いて帰ったの忘れたのかしら?」
「記憶にございません」
「ウソおっしゃい!」
丹波さんと豪が痴話喧嘩を始める。豪から聞いた話では男女の関係は一歩前進したらしいが、傍目からは何も分からない二人だった。ただ以前よりも丹波さんの笑顔に明るさが増したような気はする。
「ていうか杉崎っちと音っちってさぁー実際のとこどうなの?」
三島さんが俺と音羽を見て言った。
「どうって…何がだよ」
「あーそうやってとぼけるんだぁー。だ・か・ら!二人はお互いのこと異性としてどう想ってんのよ?」
「!?」
俺はギクッ!となった。みんなの視線、特に神山の視線が俺に集中する。
「異性としてって…それはまぁその…」
答えは決まっているが、言葉が出てこない。
「とても素敵な人だと思ってるよ」
音羽が言った。「おおっ」と男子三人が色めき立つ。
「ほうほう。具体的にどんなところが素敵なのか知りたいなぁー」
三島さんが好奇心に溢れた瞳を向けた。
「春希くんは常に自分と向き合って、明日に向かって努力してる。そういう真っ直ぐなところ…かな?」
少し頬を赤らめる音羽。隣で聞いていた俺の顔は湯気が出そうなほど熱くなった。
「ヒュ〜ヒュ〜お熱いねぇ」
「愛は世界を救う。俺は二人を応援するぞ」
「誰か…誰か僕を殺してくれませんか?」
野郎共の反応が鬱陶しい。
「じゃあ今度は杉崎っちがどう思ってるか、聞かせてもらおうかなぁー」
逃がさないぞと言わんばかりに三島さんが俺と目を合わせてくる。曖昧な言葉を並べて切り抜けたい局面だが、音羽が素直な感情を述べてくれた以上はこちらも素直になるのが筋だろう。
「…音羽には、とにかく感謝してる」
「感謝?」
「ああ。実は俺、つい最近まで自分を見失ってたんだ。さっき音羽が俺のことを『自分と向き合ってる』って言ってくれたけど、俺が自分と向き合えるようになったのは音羽のおかげなんだよ」
俺は言葉を続ける。
「音羽は、俺に大切なことを気づかせてくれた。…もし音羽がいなかったら、俺はいつか壊れてたと思う。だから、音羽には本気で感謝してる。そして、勿論感謝だけじゃない。一人の女性として、最高に魅力的な人だと思ってる」
これがこの状況で言える範囲では限界だ。
「春希くん…」
音羽が上目遣いに顔を見てきた。恥ずかし過ぎて俺は目を逸らしてしまう。おそらく俺の顔は今、ゆでダコのごとく真っ赤だろう。
「杉崎っち、あんた男だねぇ…」
なぜか感心したように拍手する三島さん。
「音羽にそんなこと言える男は世界であんた一人よ」
丹波さんも少し顔が赤くなっている。
「も、もうこの話は終わりだ!これ以上は心臓がもたねぇ…」
俺がそう言おうとした瞬間。
「やめろ神山!早まるな!」
「そうだ!そなたはまだ若い!死ぬには惜しすぎる命であるぞ」
「放っておいて下さい!あんなノロケぶりを目の前で見せられて平然と呼吸するなんて僕には出来ません!くそっ…さようなら、僕の青春」
神山が窓に足をかけ、今にも飛び降りようとしていた。
「ちょっと!危ないからやめなさいってば!」
「神山くん!まだ戦いは終わってないのよ?」
「神山っち、まさかのメンタルお豆腐さん?」
丹波さん、音羽、三島さんが神山に駆け寄る。
「うう…。せめてこの世を離れる前にもう一度女子達の歌声が聴けたなら…。このままじゃ死んでも死に切れませんよ…シクシク…」
「おい!女子が歌ってくれたら死なねえと約束しろ!童貞のまま死んでも神様に顔向け出来ねぇぞ!」
「ちょ、ちょっと!いきなり歌なんて言われても…」
丹波さんが焦る。
「うう…なら僕はもう生きる理由がありませんので、さようなら。悲しいなぁ…でも生涯童貞という点ではニュートンやダヴィンチと肩を並べられますから、悪くないかもしれません…シクシク…シクシクシクシクシクシク…」
涙を流す神山は、窓枠に立った。一歩踏み外せば地上に転落だ。
「神山くん!歌ならいくらでも歌うから、早まらないで!」
音羽が叫んだ。すると神山はピタッと動きを止め、ゆっくりと音羽の顔を向いた。
「ほ…ほんとうですか逢坂さん…僕のために歌ってくれるんですか?」
「ええ。ただし飛び降りないことが条件よ」
「交渉成立です!!」
霧林はぴょこっとジャンプして床に降りた。
「な、なんて安い命なんだ…」
「天才キャラとして登場したのに、今じゃただの変態だな」
豪と俺が呆れたように呟いた。
「あの…出来れば三島さんも歌ってほしいのですが…。あの日のデュエットを再現してくれたら僕はもう死んでもいいです」
『だから死ぬなよ!』
全員でツッコむ。三島さんは「仕方ないな〜」といって肩を回した。
「マイクはないからそのまま歌うわね。ちーちゃん、音楽お願い出来る?」
音羽が丹波さんに言った。「わかったわ」と言って制服の内ポケットからスマホを取り出す丹波さん。
「曲をリクエストしてよろしいですか?」
神山が手を挙げた。
「いいわよ」
音羽が頷く。
「では、『猛烈銀河交響曲・第七楽章「爆速トキメキEvery day 〜君と私のランデブー 〜」』を原キーで熱唱していただきたい」
『どんな曲だよ!』
またもや全員でツッコんだ。
*******
その後、音羽と三島さんが五曲ほど流行りの歌を歌い上げ、俺達は大いに盛り上がった。
「もう十九時か。そろそろ解散にするか?」
豪がみんなを見て言った。テーブル上のお菓子とジュースはすっかり空になっていた。
「そうだな。明日は市街地まで行くから朝も早い。早めに帰るのが得策だ」
俺も解散に賛同する。明日の選挙は県の文化センターを貸し切って行う。そのため、生徒達は朝バスに乗って文化センターまで向かうのだ。
「では最後に円陣を組んで気合い入れといこう」
軍艦が言った。俺達は無言で頷き、みんなで丸い輪になる。
それぞれの手を円の中央に伸ばし、重ね合わせる。
「春希、お前が号令かけな」
豪が俺の顔を向く。俺は順繰りにみんなの顔を見渡した。音羽、丹波さん、三島さん、神山、豪、軍艦。そして俺。
「みんなで絶対勝つぞぉー!」
『おー!!』
俺達は重ね合わせた手を、高く上に掲げた。
その後解散した俺達。暗闇の中それぞれの帰路に着いていく。だが俺と音羽だけは二人で歩いていた。それは、どうしても音羽に話したいことがあったからだ。
「春希くん、話って?」
音羽が俺の顔を向く。
「ああ。話っていうのはな…」
俺はグッと拳を握りしめた。
「明日の投票が終わって、選挙結果が出た後…あの公園で、二人で会えないか」
真っ直ぐ、音羽の綺麗な瞳を見つめる。
「あの公園って…前帰り際に話したとこ?」
「そうだ。そこで音羽に伝えたいことがある」
遊具も何もない、ベンチだけが佇むあの公園。
本当の強さの意味を知ったあの公園。
明里に囚われていた自分と初めて向き合うことが出来たあの公園。
そして、音羽が最愛の人を失ったあの公園。
「…うん、いいよ」
音羽はゆっくりと頷いた。
「ありがとう。明日頑張ろうな」
「うん、頑張ろうね。おやすみ」
俺達は手を振り合い、それぞれの道に別れた。
…ついに、選挙の日がやって来る。
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