待機する
第44話
夕方に起こったであろう出来事。
…昨日寝る時も、夢を見たけど、もし解決したら、夢に出てこない。はず。
「おい、雪見!お前やる気ないのか?」
「…え、なに?」
「休むんじゃなかったのかよ」
「あー、午前で終わった」
「ぼけっとしやがって」
隼人に怒られた。さて、掃除するか。
いや気になる。住職はわかるのかな…。
今日店にやってくるかもわからないが、そわそわと待機した。
「おい、雪見。さっさとオーダー」
「隼人〜それどころじゃねーよ!」
「はー?」
「あ!来た!」
住職がやってきた。もう我慢ならない!
「住職!やっぱり様子を見に行ってもいいですか?」
「だめだ」
「…ですが」
「落ち着いていつも通りにするんだ。さっさと案内してくれ」
「はい…」
…気になる。気になりすぎる。
だが、帰ってからしっかり眠れた。夢は見なかった!
「これって解決したってことですか?」
朝から慌てて住職のところへ。
「雪見。私が話したことを忘れたのか?」
…あ、そうだ。
これが解決したとしても、また…
「じゃあ、今日…また会いに行きます」
「それでどうする」
「様子を見て、楓さんの心を見れたら…」
「それは難しい」
「そんな!」
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