第18話
「うん…カエさんも?」
「うちは、下宿。お父さんが可哀想だからって住ませてる」
「鈴野くんが?」
「バイトして生活してて」
「そうなんだ…」
同棲ではないらしい。
「電話ありがとう」
「ううん。じゃあまた」
「うん、あ、カエさん!また、外でも会ってくれる?」
「うん。もちろん」
いやったー!
「さっちゃん。終わりました?」
「うん。お帰りなさい。…なに?」
ベットに寄ってきた。
「なにを注文しましょうか?」
あ、デリバリーするんだったわ。
「んーとー」
お腹すいたな。零は素早く注文してくれた。
「さっちゃん、あのですね」
「ん?」
「カエさんと言う方、もしかしたら気功などなど使えますか?」
「なにそれ」
「いや、なんとなく、迫力がありまして」
「迫力?」
「わかりませんが、なんとなく…。父の先生が使えたんです。それで、似ているなと」
「よくわかんないけど、それってすごい?」
「はい。すごいです」
「へー!やっぱりカエさんすごいんだ!」
「はい。なんとなく、緊張してしまいました」
「そ?」
零もそういうことあるんだなー
「さっちゃん着替えて下さいね。ご飯もうすぐ届くので」
「うん」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。