公園にて

第11話

れいのバカ〜!


「ピーチちゃんかわいい」

「今日も綺麗」


「ありがとう」


ふー、朝から登校できてよかったけど、疲労感。零が調子に乗るから!もー!


逢坂あいさかさん?」


「…へ!?」


朝からカエさんに会えるなんて!カエさんが朝トイレに来るの珍しい。もしやお腹痛いのかしら?


「おはよう、カエさん」


「おはよう」


あれ、私の近くに来たぞ?


「最近、学校で見かけなかったから元気かなって思って」


なにー!心配してくれたの?


「仕事忙しくて!…でも大丈夫だよ!」


「顔、赤い気がする」


「大丈夫!あ…カエさん…。あの…私と、学校以外でも会ってもらえる…?」


「え…」


カエさん絶句…!?だめだった?


「ごめんなさい!迷惑なこと言って…」


泣きそう。私、カエさんに迷惑かけすぎ。


「う、ううん。びっくりしただけで…大丈夫。いつがいい?」


「え!?いいの!今日は?」


「…放課後?」


「うん。場所どこがいい…かな…」


カエさんの家をそもそも知らない。どこがいいんだ!

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