第5話

「カエさんかわいい…」


キスされまくってる…


「ちょ、っと、ここ、居間だってば…」


「カエさん、気持ちよくなってるから、もっと気持ちよくなろう?」


「…や、私ばっかり…」


恥ずかしい。


「伊織く、んは」


「ん?」


「漫画では、も、もっとすごいことしてるけど、しなくてもいいの?」


「…え」


「私、ばっかり恥ずかしいのやだ」


「それは、あの…最後までやっちゃっていいってこと?」


「…なんのことかよくわかんないけど」


「じゃあ、する!」


伊織くんはいきなり立ち上がって、ズボンをおろした。


ひっ


「カエさん、怖い?」


な、なにこれ…無理!


「わ、私子供だから無理かも…」


「大丈夫だよ。ゆっくりするし」


「だめ!」


は。


「ごめん!」


そのへんのリモコンが伊織くんの足にぶつかった。


「やめよう…」


伊織くんは、ズボンを着て、そのままどこか行ってしまった。私は慌てて服の乱れを戻した。


怒っちゃったかな…


と思ってたけど帰ってきた。


「カエさんごめん。気持ち悪かったよね…」


「え…」


「ごめん、いきなり、ほんと、ごめん」


伊織くんは頭を下げた。


「違って、その、大きすぎるから…今は無理だと…」


「え?大きい?あ、…あー、そう、かもしれない…。でも、今はって?」


「も、もっと、成長したら…?」


「わかった!それまではしない!でもカエさんを気持ちよくさせてね?」


伊織くん、機嫌なおった。


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