第4話
ドキドキした。そうか、伊織くんの顔がよく見えてるから…。恥ずかしい〜
また漫画を拾う。りこのなのに、落としちゃった。そういえば、コンビニで立ち読みって…それってそういうの?
つまり、私より全然スタイルいい人とか見たことあるってことじゃん!自室に戻って漫画を読むことにした。
夕食は、伊織くんと食べているが、さっきの漫画とかの話にはならない。食材の話とか…
いつもそういう話してるが、なんか…もやもやする。
「カエさん?」
「伊織くんは、私より好きな人いるんじゃない?」
「いない!なんで?」
「なんとなく」
「それは漫画の話?」
「…だって、私、まだ子供だし、胸だってそんなに…」
「え?胸?」
「そんなに、大きくないよ?」
「何言ってんの?カエさん、成長中でしょ?俺はカエさんのおっぱいめちゃくちゃ好き!それじゃだめ?」
「な、なにそれ」
「服着てても、想像してしまう。あの美しいおっぱい、もっと見たい…触りたい、カエさんを気持ちよくさせたい!」
「も、もぉ。何言ってるの」
変なこと言い出した。恥ずかしい、私は何を言わせてるんだ。
「カエさん、ご飯食べた?」
「え、うん」
伊織くん、なぜか立ち上がったけど?
「じゃ、隣座って」
床に座ってたけど、ソファーに、並んで座れって?しょうがなく座る。
え、抱きつくの?
「カエさん、見せて」
え、ちょっと、服の中に手…
「い、伊織く」
くすぐったい。パーカーの中に伊織くんの手が入ってるんだけど…
「難しい、だめだ。やっぱりバンザイして?」
「なんで?」
「脱がしたいから」
「だめ」
「そっか…じゃ、このまま触る。カエさん、こんなにかわいいのに。俺が他の人のに興味あるわけないよ?」
「で、でも、雑誌見て…」
「あれは研究のため。今は読んでない」
なんの研究なのかわからない。伊織くん、不思議すぎてわかんない。
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