加害妄想
前々回の話のサブタイトルに、『もし、そうなってしまったら…』と付けていたが、そう名付けた理由に関して、その時書くつもりだったが、前述の通り、進展の記録のため、ここまで持ち越してしまったのだが…、
今から話すことは、読む者によっては、非常に気分を害するものになるだろう。今から私は、本格的に、犯行声明文のようなものを書くつもりだ。云えば、前述した復讐の計画だ。 だからこそ、それを書こうとした前々回も、今回も、このようなサブタイトルにしている。
前述の通り、彼・太郎は、この1件の1部の事実のみを広めており、それは、おそらく、いや、必ず、学校でも広まるだろう。
彼は、私を、
次に彼が、私に対し、何かしらのアプローチをしてきた場合、私は、感情を抑えていられるだろうか…。 否。おそらくそれは、難しく、私は社会的に危うくなるやもしれぬ。 そうすれば、私は、私の絵にされたような形で、復讐を始めるであろう。
血で頬を紅くし、下唇も切るか。最後に眼。は、流石に無理な可能性もあるだろう。瞼を傷つけるか。
だが、できることなら、そうあってほしくない。もし、彼が、これ以上、人の芸術を汚さずに、真っ当に生きてくれるなら… 本気でそうなら、私は、心から彼に和解を提案したい。
だが、これには、問題もあり、この旨を彼に伝えるために、しっかりと、彼と向き合わなくてはならない。 私にその勇気が持てるだろうか……
嫌。 勇気を持てない意気地なしと和解しようものなら、もっとふざける場合も考えられる。やはり、教員に相談すべき、事柄なのか。
だが、流石は、私。と言いたくなる程、妄想癖は止まらない。
もし彼が反省せずに、私を挑発してくれば、私は、復讐を実行に移すだろう。そうなると、気がかりなのは、部活の皆んなである。 別にパフォーマンスに関しては、私は、努力を続けないと、何もできない、最底辺の存在だが、彼らに迷惑をかけるのは、どんな誰であろうとあってはならない。
改めて考え直すと、私は、つい先程まで、事を荒立てた方法しか、考案していなかった。そうだ和解だ。和解なのだ。私が目標にすべきは、彼を社会的死へと道連れにすることではない。和解が最も理想とすべきことだ。
だが、準備は必要だ。どう行くかによって、相手の態度・心情に変化があるだろう。準備のためにも、この続きは、また日を改めようと思う。
彼の態度で、どう動くか。じっくり観察しなければならない…
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