所属確定!
星空プロダクションに所属の旨を連絡した。
「他からもお声がけいただいたんですが、こちらに所属させてくださいな」
『ほ……本当にいいんですか!? ありがとうございます! ありがとうございます!!』
星空アカリが大事なことなのか2回言った。
「ええ。よろしくお願いしますわ、アカリ先輩」
『せ、先輩……えへへ。それではカロナさん、契約書をメールで送るので、内容を確認の上でサインをお願いします! あ、振込はBCG経由振込で良いですよね?』
「ええ、分かりました。振り込みもそれで構いませんわ」
「お嬢様、一応私の方でも契約内容に変更がないか等確認しておきますね」
「ええ。お願い」
コクヨウがそっとカロナに耳打ちし、カロナも頷く。こういうのは一応確認することが大事なのだ。
メールで届いたPDFデータ形式の契約書を読み始めるコクヨウ。……3秒ほどじっくり読んで、コクヨウは頷いた。
「お嬢様、契約書のチェック終わりました。あらかじめ聞いていた条件と差異ありません」
「ありがとうコクヨウ。ではサインしちゃいますわね」
さすがAI,読み込みと比較が早い。
カロナは署名欄にササッとサインを加え、アカリに返送した。
『ありがとうございます! 確認がとれました……今この時から、カロナさんは星空プロダクション所属となります! よろしくお願いします、カロナさん!』
「ええ。改めてよろしくお願いしますわね、先輩」
ついにカロナが個人勢から企業勢になった。
『所属の発表についてはいつやりましょう? 流石に準備もあると思うので、今夜すぐというわけにもいかないでしょうけど』
「大丈夫ですわよ。ね、コクヨウ?」
「はい。お嬢様が所属すると決めてから所属配信の台本を準備しておりましたので、いつでも可能です」
「というわけですから、星空プロダクションで許可が出次第、いつでも発表できますわよ、アカリ先輩!」
『そっか、AI秘書の有効活用! とても頼もしいですね! では今夜にでも早速所属発表の配信を行いましょう!』
「……台本の内容を確認してからにした方が良くないですかねアカリ先輩?」
『あっ、そ、そうですね! 嬉しくて
確かにアカリはかなりの喜びよう。そんなにカロナが所属を決めたのが嬉しかったのだろうか。
「ところで、私以外に同期みたいな方っていらっしゃるの?」
『えっと……実は何人かに声をかけてみたりはしたんですが、断られてしまいまして。今回はカロナさんだけになります』
「あら、それは少し残念ですわね」
同期が居るのであれば同期と仲良くダンジョンアタックしたり、ゲーム配信で対戦や協力プレイができたりできたのに。とカロナは思う。
仲良しグループの先輩3人に混ざるのは少しハードルが高いのだ。
『……はい、はい。台本の方、問題ないかと! これで行きましょう!』
「それでは今夜、所属配信をしますわね!」
『よろしくお願いします!』
あまりにもテンポよく話が決まり、早速今夜に『重大発表』の配信をすることになった。
――――――――――――――――――
(カクヨムコン9、中間突破してましたわー!
何気に私、この手のコンテスト1次通るの初めてでしてよ!
これも皆様の応援のおかげです、ありがとうございますわー!!!)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます