短編 ある女の日記



○月✕日

ついに私の運命の王子様に出会った!

あれはスーパーに居た時!

私がママといた時、お母さんらしき人と会話してた!彼を見た時、ビビッときた!

あの子は私が赤ちゃんの時に居た病院でママにお世話になっていたアキラ!顔が似てる!

次どこかで会えるなら会いたいな!



○月✕日

彼のお家を突き止めたわ!これは私しか知らない情報!ママの携帯を見たら、書いてた!

他の人に知らせてたまるものですか!


あとはママに頼んで私も家に連れていってもらおう。あの子はもう保育園に行くのよね?なら、あの保育園に行こう。


○月✕日

なんで!なんで私はダメなの!?

ママに言ったら、

『そこはダメよ。本当に危ないもの』

って言われたの!


私は数分しか見れてないのに!ママだけずるい!

ママは数日見れてたのにずるい!私も会いたい!


○月✕日 曇り

私は今、彼の家の前に住んでいる。

ママにあそこがいい!って言ったらいいよって言われた!えへへ…なんでも言ってみるものね。


てか、政府があの保育園を閉園するとか言ってたけど政府がダメなんじゃない!男が大事とか言ってる癖に何も出来てない!逆に男を困らせてるじゃない!


なんで!?もしかして…どうすればいいのか分かってない?そんなわけないはず…まさか政府の人たちがなんて…そんなわけない。


てか、男子が減った理由って?全然知らない。

確かウイルスとか言ってたけど、詳細は曖昧だった。ちょっと調べて見ようかな。

そして、彼と一緒に勉強…楽しみ!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


彼女はアキラと出会うまでまもなくであることを知らない。その時、彼女は涙を流しながら神様に祈りをしていたという。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る