このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(70文字)
道を踏み外し、特殊詐欺に荷担してしてしまった男。そんな男が感じたものとは何なのだろう。特殊詐欺に荷担した後悔の念?募金を呼び掛ける中学生の偽りない善意の心?募金という巨大で怪しい組織を感じたことへの恐怖?とても余韻の残る作品。読者の思考も、ぐるぐるとなるだろう。