第十八話〜格付けチェック(物理)〜6〜
そしてついに最後の試合が始まる数分前になった。ちなみに先ほどコーラを二本ほど飲んだ。会場の上に移動する
「よろしくお願いします」
「うんこちらこそよろしくね 」
天坂さんは相当強いそうなのでなんだか楽しみだったり心配だったりする。
『といことで今大会最後のマッチ月光カガリさん対天海天空さんの戦いだよーーみんな盛り上がっていこーーー!!あと今回の試合はスローモーションで配信します』
>ついに最後か
>これはどっちが勝つかな?
>これはマジでどっちか分からない
>今んとこ肉体強度は月光さん技は天海?
>いい勝負してくれそう
『それでは試合を開始します!!よーいスタート』
「それじゃあ早速行くね【刀剣模倣・不壊の刀・二刀】【身体強化・極】」
すると天坂さんの両手に純白の剣が一本ずつ握られていた。そして次の瞬間いきなり目の前に現れた。
「光龍剣術【光一閃】」
右手が動いたかと思うと右手に握られていた剣は僕を貫通していた。
「さすがに二重目のやつまではいけなかったかー」
「めちゃくちゃ驚きました。音を立てずに空間が切られるなんて」
なんとか二重目のバリアがあったおかげでとりあえず刀が直接僕に当たることはなかったが全く移動と攻撃が見えなかったので次の攻撃が来る前に自分に100倍速を掛ける。そのまま一旦距離をとる。
「次行くよー」
なんと100倍速してもかなり早いままだったがなんとか目で捉えて避けることまではできた。躱している間にバリアを張りなおす。
「もうこれぐらいじゃ普通に避けられちゃうかー」
「それなら次は緑龍剣術【疾風歩法】」
さらに加速されて一気に懐近くまで潜り込まれてしまった。
「光龍剣術【光一閃】」
するとあっさりと一個目のバリアは破壊されてしまった。
「続けて白龍剣術【空間跳斬】」
ついに二個目のバリアを突破されてしまった。しかしその振りぬかれた刀は僕の脇腹に当たり弾かれた。
「え?」
「僕の防御手段は二個だけじゃないよ」
「そして知ってる?時間は戻されそうになると反発するんだよ」
僕は時間という概念を一部固形化しそれを巻き戻す。すると時間は元に戻ろうと圧縮した空間とは比較にならないほどの威力を出す。ちなみにこれの弱点は範囲がすごく狭いことだ。
「このぐらいの距離ならちゃんと当てられるかな?」
そして刀を弾かれて少し体制を崩した天坂さんのお腹のあたりに球形にした時間の塊をぶつける。時間の爆発は通常の爆発と違い見えず聞こえないので普通は躱すまた防ぐのはできないはずなのだが
「【刀剣模倣・遮断の大剣】」
突如天坂さんを覆いつくすほどの巨大な大剣が現れた。その大剣に時間がぶつかるとその大剣はヒビが入り音を立てて崩れていった。
「いやーすごいねーー、、、遮断の大剣を壊してさらに衝撃がくるとは、生身にくらってたら一発でやられてたよ」
時間を防がれてしまい距離をとられてしまったので次の一発をいれるのは難しそうだ。
「もう一発撃ってこないのを見る限り、射程距離が短いか連発できないやつなのかのどっちかっぽいね。でもあそこまで接近してから初めて見たってことは射程距離かな?それなら【刀剣模倣・短長の剣・二剣】」
今度は両手に持っている剣が変化し短剣二本になった。
「光龍剣術【光一閃】そして複龍剣術【超越の一振・岩帝の領域】」
すると剣が伸びてさっきと同じ手順で二個目までのバリアが割れてしまった。そしてさっきと違うところは周りの足場が砕かれそれぞれが礫となり空中に停滞する。
「貫け」
そう天坂さんが呟くと周りにあった礫が一斉に僕に飛来するがすべて時間を停止させた僕の肉体に弾かれる。肉体の時間を停止している限り僕に攻撃のダメージが入ることはないそしてダメージが蓄積している訳ではないので問題はない。
とりあえず天坂さんの攻撃はしのげたのでまず手始めに天坂さんの背後の空間を爆発させて近くに飛ばさせる。
「うわぁ!!びっくりした!!」
今度はさっきよりも威力を高めた時間を3つ生成して突っ込んでくるところに置いておく。
「【刀剣模倣・飛翔の剣】」
当たったかと思ったが空中に逃げられてしまった。
「さっきから時間がどうのこうの言ってたりするってことは体の時間でも止めてるのかな?」
とあっさりばれてしまった。いや気づくの早くない?
「その反応ならあたりなのかな?」
「それなら【刀剣模倣・不壊の刀】神龍剣術【超越の一振】」
上空にいた天坂さんはそのまま重力に従い落下してきた。だが剣が一本だけになっていてそれを両手で持ち振り下ろす体制になっていたそれを受け止めるのはさすがに怖かったのでバックステップでよけようとするが
「【空歩】」
空中を蹴り飛ばし急接近された。ここまでこられるとこれ以上避けることはできないので両手を前でクロスさせて防ごうとすると
ザシュッッッ
そんな音を立てて腕の三分の一ぐらいには刃が食い込んでいた。
「痛ッッッ」
すぐさま食い込んだ刀を蹴り飛ばす。そして腕の時間を戻して治す。治してすぐ反撃のために天坂さんを見るとまたもやお腹のすぐ近くまで来ていた。片手には短剣が握られていた。その短剣は僕の首元の身代わりの碑石につきたてられた。
パリンッ
そんな割れたガラスの様な音が鳴り響き僕は転送されてしまった、、、
あーー碑石にも時間停止かけるの忘れてたな、、、
『ということで決着です!!いやーかなり派手な試合でしたね。ということでこの後は報酬についての配信だけして終わります」
>いやー碑石壊されちゃったかー
>でもかなりいい勝負だった
>碑石壊すってことは直接攻撃は火力が足りなかったのかな?
>まあルール上はそれを狙うのもありか
>てかスローモーションであんな早かったのか
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あとがき
ここまで読んでくださりありがとうございました!!
今回はそこそこ早く書けた。次回と掲示板会でこの章は終わりなると思います。
次回からはまたダンジョンに潜ったり配信したりを混ぜていくかと思います。
そして今回の碑石がなかったら神和透くんが勝ちます。
そして次回は短く終わると思います。
掲示板会は頑張って短く収めますね、、、
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