第十四話~格付けチェック(物理)~2~
『今からトレジャー・ルイジン対トスレイ・ロングの試合を開始します!!準備してください』
>いよいよ始まるか
>楽しみ
>どっち勝つかなー
そしてルイジンさんとロング先輩の試合が始まった。
--------------------
ルイジン視点
準備してくださいと言われたので300m四方のコンクリートでできた土台に入る。
「しかしこれダンジョン内なのに質感とか完全にコンクリートだけどどうなってるんでしょう?」
「そういうダンジョンだからじゃないか?」
「なるほど、、、あ、今回はよろしくお願いします。ロング先輩」
「ああ。よろしくな」
ロング先輩はなぜか上半身裸で細マッチョという言葉がよく似合う見た目をしている。当の本人はもっとガタイの良いマッチョを目指しているそうだが。そして回復のエキスパートだそうだ。なんでも筋トレするときに回復をすると効率的なんだとか。
そしてお互い闘技場的なところの上に移動が終わると
『ということでただいまより試合を開始します。』
『3.2.1スタート!!!!』
>ついに始まった!!
>あの筋肉どう勝つかな
『ということで始まりました格付けチェック第一試合。今回個人的にはロングさんが勝つ気もしますがこういうのはなにが起こるかわからないのが常。まあ相性の問題等もありますがね』
試合が開始したと同時にスキルで煙幕型の罠を生成し今回は投げ物型にして対象に投げつける。投げている間にロング先輩の周りに爆発型の罠を設置する。一発一発が大型水素爆弾レベルの爆発を起こしてくれる。そして罠で囲ったので貫通力の高いナイフを生成しながら投げていく。
『いきなり煙幕を投げていますが今回の大会はアイテムの持ち込み禁止なのでおそらくスキルでの生成物だと思うので問題はないです。』
>持ち込み禁止なのね
>おそらくかぁ
>まあでも荷物チェックとかしているんじゃない?
>まあでもナイフあれだけ投げてるんならスキルでの生成じゃない?
そしてある程度ナイフを投げていると煙幕が晴れてきた。そして相手を見るとまさかの傷が一つもついていなかった
「マジですか、、、」
「結構貫通力に重点を置いて生成したんですけど」
そんなこと言ってると爆発音が聞こえてきた。どうやら爆発の罠を踏んだようだ。
「どうした!そんなものか!!その程度じゃ俺の筋肉を数ミリしか削れないぞ!」
「無傷!?」
大型の水素爆弾だぞ!?どうなってるんだあの筋肉、、、
さすがに外側からの攻撃は効きにくいということに気が付いたのでガス式のトラップをしかけることにした。もう一回煙幕を投げて、、、
「さすがに二度も同じ手はくらわないぞ!!」
煙幕を無視してまっすぐ突っ込んできた。さすがにそれは想定していたので対象を麻痺させる霧を生成できる罠を生成した。
「む?これは?」
「トラップですよなんのかは言いませんけど」
「体を痺れさせるガスか、、、だけど俺の本職は治癒師だ。『エフェクトヒール』この程度の状態異常なぞすぐ治せる」
「本職治癒師ですか、、、」
これで内部からの攻撃も効かないことになった。マジでどうしようかな内部からも外部からもダメか、、、なら最後に最高火力を試す!
皮膚に触れた瞬間その部分の細胞が弱体化する毒を針先に大量につけその針で埋め尽くした直径100mの鉄球を生成する罠を足元に生成!!これで自動で発動してくれる
「うん?おわ!」
ロング先輩は上から突然降ってきた鉄球に驚ながらも両手を上にかかげて受け止めようとする。
「この程度の鉄球で俺を倒すことは、、、」
「だがなぜだか徐々に腕に針が刺さってきている、、、」
「何かの毒を針に塗っているのか?それなら『エフェクトヒール、ハイヒール』これで、、、ダメか、、なら掛けまくるだけだなさっさと砕いてしまおう」
「さらにもう一個!」
まだ大丈夫そうだったので今度は重さに特化した鉄球をさらに上に乗せた。
「今度はかなり重いなだがまだ問題ない」
そういうと鉄球を上に投げ飛ばし毒針のついたほうを砕き重さに特化させた鉄球をこちらに投げてきた。罠で生成したものは大きければ大きいほど消すのに時間がかかるのでこの土壇場で消すのは無理だった。
「あれ投げ飛ばすとか普通に化け物ですね」
「化け物とは失礼だな筋肉これは長い年月をかけて鍛え上げてきたものだよ」
そして鉄球に押しつぶされて試合が終了した。
「だがかなり良い攻撃だった。回復ができなければ負けていたかもしれないな」
『試合終了ーー。最後は鉄球に押しつぶされて終了です!負けたほうは無傷で子のダンジョンの休憩室に転移されるのでご安心ください!』
>結構圧倒的に終わったな
>単純に火力不足だった
>相手が回復できたのがきつかったな
>最後の鉄球はかなり殺意高かったな
>あれを投げ飛ばして破壊だもんな、、、しかも上にもう一個あったのに
『ただいまから20分ほどの休憩時間とします。次に戦う人は待機しておいてください』
>うし飲み物買ってくるか
>俺は飯買ってくるかな
>ポップコーンも
--------------------
あとがき
ここまで読んでくださりありがとうございました!!
ルイジンさんの分しか視点書きませんでしたが許してください、、、
あと少し真面目でしたかね?でも筋肉いるしな、、、でも筋肉真面目だったしな、、、
あと補足です。ルイジンさんのスキルは物体生成で毒や爆発みたいな特殊な攻撃性のある物体を作るときは罠型にしないといけなくてナイフみたいなただの物体や煙幕みたいな攻撃性のないやつは普通に生成できます。ちなみに貫通力高めたとかいうのは尖らせただけです。
まあノリで作ってるだけなんですけどね、、、
最後に2000PV超えありがとうございます!!これからも頑張っていきます
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます