13ゲーム目 主計将校:第二次世界大戦の補給線
今回紹介するのは主計将校:第二次世界大戦の補給線。
その名の通り、第二次世界大戦がテーマとなっているゲームです。
人数は2~6人。
所要時間は90-120分。
対象年齢は12歳から、とありますが多分これも1.5倍くらいした方が良いと思います。
このゲームは所要時間や対象年齢からも分かるかもしれませんが、職場の子どもたちとやった事はありません。時間もないし、自分の手番に選択できることが多すぎて難しいと思うから。
でも、実際にプレイしてみるとそこまで難しいゲームという訳でもなさそうでした。
主計将校はそれぞれ枢軸国側(日本・イタリア・ドイツ)と連合国側(アメリカ・イギリス・ロシア)に分かれて遊ぶチーム戦です。
ゲームの目的は20ラウンド終わった時に相手のチームよりも点数が高くなるか、ラウンド終了時に一定の点数差をつけるかで勝敗が決します。
手番が回ってくる順番は国によって決められていて、自分の番が来たら手札から一枚カードをプレイするだけだからかかる時間と比較すると比較的簡単なゲームな気がします。
各国にはそれぞれ固有のカードが配られていて、配られる枚数は異なります。それをひとまとめにして山札(デッキ)にするのですが山札がなくなってカードを引けなくなってしまったらその都度点数が減ってしまいます。
デッキが少ないチームは速攻を仕掛けるのが定石で、多いチームは長期戦に持ちこもうとするような試合展開になります。
また、このゲームで一番の特徴と言えるのが『補給線』という概念です。
一足飛びで敵陣に攻め込む事は出来ず、手札から『陸軍創設』や『海軍創設』カードを出してちょっとずつ本拠地から駒を並べていき、相手の陣営に迫っていくしかありません。相手の山札を削る『経済戦争』というカードもありますが、条件が厳しいのですぐには使えない印象です。
また、伸ばした補給線が何らかの理由で途中で分断されてしまった場合、拠点と繋がっていない分断されてしまった部分は次の自分の手番で除去されてしまいます。補給がないと兵を養えない、と言った感じなんでしょうね。
本拠地(ロシアだったらモスクワ)が取られてしまったら仲間に助けてもらうまで何もできなくなってしまう事もあり得ます。自国を防衛することの大切さを学ぶ事ができる良いゲームでした。
また、「なかなかアメリカ動かないのは地理的に厳しかったんだね」とか「ヨーロッパが近くてヤバイ。ロシアそりゃ警戒するわ」とかそんな事を話す事もありました。
このゲームは何人で遊んだとしても六ヵ国は使わなければいけないので、出来れば六人でやりたいゲームなのですが、残念ながら未だに六人でやった事はありません。
二人で三か国ずつ分担して遊ぶのもそれはそれで面白いのですが、どうせだったらそれぞれ違う国を操って遊びたいな、と思う今日この頃です。
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