6ゲーム目 すずめ雀

 今回ご紹介するのは日本産の『すずめ雀』です。


 麻雀を簡略化したゲーム、というとイメージしやすいでしょうか?


 プレイ人数は2~5人。


 所要時間は30~40(※慣れている場合)


 対象年齢は6歳からとありますが、戦略を持って遊ぶのなら×1.5した9歳くらいが無難かなぁ、と思います。牌と呼ばれる物を一枚とって一枚捨てるだけなので、それだけをするのなら6歳でもまあ、という印象です。


 麻雀というとあんまりいい印象を持たない親御さんが多いかな、と思うので仕事で関わる子どもたちとはあまりしないようにしていますが、高校生たちと遊んだ時はルール理解まで個人差がありましたね。筆者のルール説明不足感は否めませんが……。



 ゲームのルールは大雑把に……。


 このゲームでは、麻雀で言うと「索子牌の1~9」と字牌の「發」「中」のみの11種類44個を使います。


 全ての牌を裏返してジャラジャラと混ぜ……たいんですが枚数が少ないので難しいです。


 いい感じに混ざったらそれぞれランダムに5個牌を受け取り、他の人に見えないように立てて並べます。


 親と呼ばれる一番手の人から『一個取る』→『一個捨てる』を繰り返して、三個+三個の1.2.3などの連番か、3.3.3などの同じを作り、完成したらその牌の種類や組み合わせに応じた得点を貰います。


 完成には二種類あって、自分で引いた牌で完成する事を『ツモ』と言い、他のプレイヤーからそれぞれ得点を貰います。他の人が直前で捨てた牌で完成する事を『ロン』と言い、その人からだけ貰います。


 ツモの場合は出来上がった組み合わせの点数を出来上がっていない人たちで等分し、支払うので、誰か一人から点数をたくさん欲しい場合はロンを狙ってもいいかもしれません。


 何回か『裏返しにして混ぜる→セットする→一人ずつ取って捨てる→誰かが完成して得点』を繰り返して、四週したらゲーム終了。持ち点が一番多い人が勝ちです。


 麻雀と違ってリーチやポン、チー、カンなどがないため、小さなお子さんでも順番が分からなくなってしまう事も少ないでしょう。


 ただ、麻雀が好きな僕としてはちょっと物足りなさを感じる所もありました。


 麻雀をした事がない人と、麻雀経験者が遊ぶにはいいかもしれません。


 それにしても、初めて遊んだのにも関わらず麻雀でいう『清老頭』を完成させそうになっていた子は本当についているな、と思いました。


 他のゲームでもそうですが、初めて遊ぶ時、その子なんか知らないけどとてもついているんですよねぇ……。

 チートスキル『ビギナーズラック』的なのついてるんじゃないかと思う今日この頃です。

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