第6話 混沌(カオス)になり始めた世界(?)と僕 〇
僕はこの妄想世界でシンとして活動することになった
「いや……にしても、怖いな……」
何が怖いかって…?
その理由は単純で“僕が思った事が必ず起こる”と
言う事に対して、少なからず僕は恐怖している
ま、この世界自体は僕が望んだ世界であり
言ってしまえばただの妄想である為
この世界では特に命に関わる様な事件や事故などは
起きないだろう
…と、その時の僕は少しだけ気を抜いてしまっていた
「お前らェ席に付け~」
「ぶっ!!」
「?」
ぼっーとしていたら、このクラスの担任らしき教師が
教室内に入ってきて僕はその人物を見て思わず吹いてしまい
その様子に首を傾げながら不思議そうにタツヤが見つめている
「じゃSHRはじめっぞー、日直ゥ~」
「「……………」」
「おい、今日の日直お前だぞ…」
タツヤが小声で僕に告げてきた
「あっ…きりーつ!」
「「ざわ…ざわ……」」
周囲が何故かザワつき始めた…
おい、この世界の僕は一体どれだけ無口だったんだ!!
……
………
…………
「じゃ、今日のSHRは終わりだ~1時限目に遅れるなよ~」
なんとかSHRは終わった…
SHRをするだけなのに僕は疲れてしまった
疲れた原因はこのクラスの担任だ…
僕は彼を…担任を…知っていたからだ
何故知っていたかと言うと
その理由は単純明快であり
それは昔、僕が使っていたからである
昔遊んでいたネットゲーム…略してネトゲで
僕…自身が使用してたキャラクター…
所謂自キャラとなって僕たちのクラス担任となり
教室内に居たからだ
そのせいで僕は違和感しかないあのシュールな光景を
目にして流石に疲れてしまったと言う訳である
ちなみにクラス担任の名前は“サトウ”先生にした
流石に自キャラの名前をあの人に着けるのは抵抗があった
「つ、疲れた…」
「おいおい、まだ朝始まったばっかだぞ~」
「わかってるわい、現実を言うな死にたくなる…」
「はっはっはっ!そこまでかっ!」
タツヤと他愛ない会話をしながら
憂鬱の学校生活の1日目が始まった
恋する君と隠れる僕 永遠の邪龍王†真希♂ @qp_astra_qp
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