第3話 やれることは何ですか?

「あー、[ちょーりゃ、ちゃんちゃんちゅる!]」


朝起きて、水を飲み寝床や衣類を洗い、朝食済ませつつ、明日はおねしょしないようにと決意し、裸に裸足のまま、探検に出かける


初日や昨日より落ち着き、周りを良く見ると前世のうろ覚えな知識から全く違う植物、迷子にならないように気を付けながら奥へと進むが全裸の為、枝などで皮膚が傷つき痛くて泣きながら戻ることに


「[ちきゅ、りゃーち]いちゃい・・」


替わりの服をなど無いし、靴は最初から履いて無いので裸足で痛い、ふと、蔦は無いがしっかりした茎の植物に目がいく、近づき触れ、曲げて折れしまったが切れてはいないので爪ナイフで切り取り入り口へ戻り茎を引き裂き紐状にして、ふわふわの羽を取り出し軸に風魔法で穴を開けていく、時間はかかったが何とか20枚ほど穴を開け終わり穴に紐状にした茎を通し長さが足りず茎紐を結ぶのも通すのも幼児の自身だと、どれも苦戦するが何とかひとつの輪5枚の羽根着いた物ができた。先端部分は危ないので外側に折れなかった切り込みを入れて芯部分にも切り込みを入れて差し込んでおいた


茎紐を羽根と羽根の間で縛り輪を重ね同じようにする一番上の輪だけ他より小さめ


[りぇちぇちゃー]


完成した物を被り茎紐の間から腕も出せるし膝より下まては隠れる、着心地はあまり良くないがツルツルの羽根で自身の身長位のを10枚ほど出して今度は一個だけ作り着ずにしまい、食事や昼寝をし

起きて今度は自身の小さい足を見て、現状自身の力では何も出来ずまた、知識もないので、少し大きめの葉集め、葉を重ねて、茎紐で足に巻き付け縛れば完成、防御力は無いが多少ましだろうと満足し


ツルツルの羽根の輪を取り出し被る、少し引きずるが腕も足も多分守れるだろうと考えて探検に出かける、朝行った所まですぐに着いた、後ろを見れば洞窟の広場が余裕で見える位だが自身にはかなり遠く感じているので迷子にならないように気を付けながら奥へと進み、初日に集めた黄色い小さい果実が見つかり、ニコニコつまみ食いをしながら集め仕舞う


[ちょーりゃ、あーてぇみゅぽとー、あちぃりぇもじぇきゅる?]


手でしまっていたが足でも回収出来れば石や枝を踏んで痛く無いはず靴を意識見て。


しまえた事に喜び小躍りし


「んあ゛ぁーー!!いちゃい!うわぁーーーん」


石を踏んで蹲り泣き、落ち着いてきたら、大きな声を出して騒いだ事に怖くなり、洞窟へと戻り、様子を見つつ魔法の練習と木の器作りを始め、ガサガサと音が鳴る方へ目線を向け


[おっちい・・]


自身の身長よりやや大きく、赤茶色(葡萄色)の毛で被われている、ネズミのような生き物、今の自身では歯がただず殺されてしまう、焚き火に枝を入れて火を大きく、重いが切り落とした足を武器としていつでも出せる準備をする


緊張で心臓の音が煩く聞こえ相手にも聞こえるのではないかと思い震え涙がボロボロ溢れ声だけは出さないよう気を付けながら


ただ、どんなに気を付けようとしても、幼児の自分の感情を抑えることが出来ず声が漏れてしまった


あちらに認識されてしまい、獣と目が合い、震える足、涙で前が見づらい、真っ直ぐ走って来る獣、ギリギリまで待って鋭くなっている部分を獣に向け出現させた、刺さりはしたが甘く、重さと突き刺さりでよろめく相手から足武器をしまい再度今度は上から出現させ爪によるダメージを動かなくなるまで与え


「うぇぇぇんああ゛ぁぁんウッグ・・・ふえぇぇん」


泣きながら死体を片付け、血溜まりが怖く、手をつけ仕舞う、もう何もせずに寝てしまいたいが寝るのも怖い、果物を食べ泣き疲れから寝てしまい辺りは暗闇に包まれていた


「あー、[にぇちちゃっりゃ]」


焚き火に枝を入れ火を起こし肉を焼き、湧き水を飲み、身を守る為、結界と雷を合わせた魔法を優先させた方がいいと考え、木の器作成は爪ナイフめいんで削り、肉を食べながら、結界は自身の体に纏わせ、魔法攻撃は反射で、物理は雷をスタンガンや電気ショックをイメージし自身に触れようとする生き物に自動で攻撃出来ればいいのだけど


「ち、みじゅー」


確認し両方出せたので、結界は膜みたいな物で触れるとバチリとなるように、よくイメージして、集中力が無くなれば、木の器作成へ

暗闇に焚き火の音や風が吹き木々擦れる音や獣鳴き声、自身に今、出来ることは魔法の練習、肉は幸い新しいのが増えた、後は入口を大きな石で寝る時は塞げるように大きな石も探す、乾いた衣類をしまい寝ることに続きは明日

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