こんばんは。
主人公の心理描写が生々しく怖さが伝わってきました。
読み終えたあとは、遠いところで起きている怖い出来事が急に身近に感じられて、いろいろ考えてしまう物語でした。素敵なホラーをありがとうございました。

　日常の中に潜む毒を再認識させてくれる良質な短編でした。

　僕は主人公のようなナイーブさはありませんが、SNSなどで誹謗中傷や死ねばいいみたいな書き込みを見ていると、嫌気がさすので、SNSとは少し距離を置いています。そういう意味ではナイーブなのかもしれませんが、現実の人間関係の中に、そういう毒が含まれいることに関しては、不思議と肯定的だったりします。SNSは過剰に毒を吐いて注目を集める人が多いですから、単純にうざいという感情なんでしょうね。とはいえ、主人公のような考えは理解もできます。僕達は当たり前のように日常を送っていますが、その隣にいる奴が、知らぬところで殺人計画を練っていても不思議ではありません。実際、僕の家の近所で、息子が親を殺すと言う事件が発生したことがあります。徒歩五分圏内のところでそういうことが起きました。

　僕は面倒なので人の中にある毒についていちいち考え、ナイーブになることは今のところありませんが、この主人公のように、ふとしたきっかけで、心に傷を負い、ナイーブに人の心の中の毒を察知してしまう人間になるというのは、ありえないことではないと感じさせられました。つまり、いい小説ということですね。

　執筆おつかれさまでした！

　実はミチル企画のリハーサルに投稿された時点で読んでました。
　自分の作品投下し損ねて拗ねてたんで感想は描きませんでしたけど。

　正直自分は友達の言うようなスタンスも悪いものじゃないと思っていて、心の中何を想おうと、それを実際に行動に移さない分別や理性ってものも、人間を人間たらしめる素晴らしいものなのかなと考えています。
　誰かを殺したいと願ってしまう程の怒りや悲しみっていうのを知っていれば、それだけ他人に優しくなれるって話もあるんじゃないかなとか。
　とは言え常にいろんな場所で、誰かが誰かを殺したいほど憎み合っているという現実も、いざじっくり向き合ってみると、怖いというか寂しいことである気もしますね。主人公みたいに思いつめてしまう人も、案外本当にいるのかも？

　それでは創作お疲れ様です。これからも頑張ってください。

ふと、考えてしまうからこそのホラー
面白かったです。

短い文章の中でぞっとさせられる、素晴らしい作品でした！
友人ちゃん……もしかして……
となったり、
主人公ちゃん、無事だよね？
となったり。
いろいろと考えさせられました。

誰だって殺したいと思ってしまう人がいる。それでも実行に移す人は稀で、でもその一線を超えてしまう事はきっと誰にだってある。
主人公は人を殺そうとしているところを見てしまったのがショックだったと思っていたのですが、自分もまた何かのきっかけで一線を超えてしまうかもしれない、そんなそれまで気が付いていなかった自分の可能性にショックを受けたのでしょうね。
そしてまた自分も誰かに殺してやりたいと思われている可能性に気付いて……。
なるほど、確かにこれはホラーだわ

殺人というテーマについて考えさせられるお話かなと思いきや、最後の『そう思っていたのに……』が不穏でホラーだったと思い出しました(((;´•ω•`;)))

主人公、無事なのでしょうか……。『私の知らない所』での出来事であればいいんですが……。

人を殺す、というテーマはよく考えさせられます。
また、人を殺めた、もしくは危害を加えた人は、同じ処罰をうけさせるべきか、いわゆる目には目を、歯には歯をはどこまで実行されるべきか、これも深いテーマです。

色々考えさせられました、ありがとうございました！

「……友達が殺したい人って誰？」
友達の言葉をそう受け取るか！ と思いつつも、そう言われれば……
ちょっとした一言ですが、確かにそう考えると怖いですね。。

いい短編でした！

よく考えると怖いですね。

でも、殺したい人はなかなか居ないかな。
いなくなっちゃえばいいのにとか、どこか自分と関わらないとこに行っちゃえばいいのに、とかは思うこともあります。