第6話 強者の戦い方
少し空が明るくなり始めた頃
闇野「今何時だ?」
天使「さぁ?6時位じゃない?」
太陽の上がり方を見るにそんなもんか、
闇野「じゃあ、朝飯食って移動…」
ズゴゴゴ
コンビニが?!消し飛んで…
剣「戦場で寝るとはやはり雑魚だな…」
木刀野郎じゃねぇか!何でここに?!まぁ取り敢えず、全力で逃げる!!
闇野「シールドキューブ!」
取り敢えず障壁で相手を囲って、距離を取る
剣「邪魔」
あーはいはいワンパン破壊ね、なんか悲しくなってきたよ…でも数メートルは確保出来た、このまま逃げ続けてゲーム終了まで耐える、今の状態じゃあいつには勝てない…だからゲームが終わるであろう7時位まで時間を稼ぐ、それが一番生存率が高い
闇野「シールド!シールド!シールド!」
シールドを貼りまくってとにかく距離を!
剣「だから邪魔」
剣が木刀を振り下ろすとそこに斬撃が起こった、あーあーシールドがまるで豆腐見たいにパリパリパリパリとていうか何で
闇野「あいつ斬撃出せんだよ?!ただ刀で何でも斬る能力じゃないのか?」
天使「能力って自分の得意な物って言う不安定な物だから考え方で能力が強化されたりするんだよ」
考え方って、じゃあ、あいつどんだけ頭柔軟なんだよ?!まてよ?
闇野「じゃあ俺の能力も強化出来るかもしんないんだな?!」
天使「多分…でも結構難しいと思うけど」
考えろ…考えろ…壁、攻撃を止める、止める?
闇野「一か八かシールドを投げる!!」
まず、障壁をビー玉見たいにして、後は、障壁の固定を解除!
闇野「出来た!!後はこれを投げて、敵の近くで…」
剣「何だ?豆鉄砲にもならん」
闇野「今!!インパクト!!!」
剣「?!」
小さいからと油断した時、急に丸い障壁を相手の前で大きくして足止めに使う、名付けて…
闇野「シールド・インパクト!」
俺が落下した時、障壁は俺と一緒に落下した。つまり障壁は絶対的な固定じゃない、なら意図的に固定を外す事も出来る
闇野「じゃあな〜剣〜」
このままビルの間を通り視界から消えつつ7時まで逃げ切る
それから俺はビルを使い逃げまくった…
闇野「あれからどれくらいたった?」
分からない、時間を見る暇は無い、でもそろそろ、体力とビル群の限界…
剣「さっきからちょこまかと、」
ズバ!またビルが1つ…やっぱ火力高すぎだろ
ドルオタA「ひぃ…」
ドルオタB「我らの隠れ家が…」
さっきのオタク?ありがたい、2人には申し訳ないが壁にさせてもらう、これで剣は斬撃が打てない、殺したいのは俺であり、あいつらじゃ無いからな、今のうちに距離を取ろう…
剣「どけ」
ドルオタA「え…」
ドルオタB「我ら何も関係…」
剣はオタク2人を巻き込み俺に斬撃を浴びせた…
闇野「まずっ防御が間に合わな…」
痛っ!死ぬかと思った…ギリギリ致命傷は避けたけど…
闇野「動けねぇ」
体中が痛い腕の傷も開いてきた…
闇野「万事休すか…」
剣「トドメだ、雑魚」
闇野「何でだ…」
剣「?」
闇野「何で、俺じゃ無い奴を殺した?」
完全に流れ玉だ…
剣「なぜそんな事を聞く?」
剣は本当に何を聞いているのか分かってないようだった…
闇野「なぜって、お前は人を殺したんだぞ?関係無い人を…」
剣「そういうゲームだろ?当たり前だ」
闇野「?!」
闇野「強いて言うなら、そこに油断した、雑魚がいたからか?」
あーこれあれだ、考え方の格が違うんだ、これが強者か…
闇野「あー俺って弱いなー」
剣「今頃気づいたか、まぁもう遅いがな」
そう言って剣は木刀を振り上げた
俺もここで終わりか…まぁ俺にしては頑張ったかな…最後にアイツの笑顔が見たかったなー
そんな走馬灯見たいな事を考えていると目の前が光った
闇野「うっ眩し…」
闇野「は?!…ここは、」
天国かと思い目を開けると、俺はいつもの登校路にいた…
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