第5話 罪
闇野「あっぶねー!死ぬかと思った」
瓦礫に下敷きになる前に障壁を貼るのが間に合って良かった~瓦礫に隠れてあの剣真とか言う奴を撒けたのもラッキーだった、後この障壁、俺を囲った状態で俺が急速で射程外に出ようとするとついて来るんだな。障壁での飛行は無理そうだ…
闇野「取りあえず移動しよう、腹減ったしコンビニ行こ…」
コンビニにむかいながら空を見ると、結構暗くなっていた。そういえば
闇野「これってどうしたら終わりなんだ?」
天使「最後の一人になったら終わり、後24時間で1回戦が終わりかな」
俺がいつも7時半位に家出てるからその辺までって事か。そんな事を考えながらコンビニのドアが開いた時!
複沢「死ね!!」
っ?!ナイフ?!角待ちかよ、クソが!でもギリ
闇野「シールド!!」
キンッッ、ナイフが弾かれた
間に合うんだよな?!そのまま!
闇野「シールドキューブ!」
複沢「はぁ?何だよ!これ、見えないかべ?!」
拘束成功♪角待ちされた時はどうなるかと思ったけど結果オーライ
天使「殺さないの?」
闇野「自分の手を汚したくないからな」
さっさと食いもん取って退散しよ~あっ歯磨きセットいるかな〜?なんかワクワクしてきた♪1人旅見たい、まぁ命がけの1人旅なんだがw
複沢「ニチャア〜油断!」
は?!ナイフが飛んで…グサァ、熱っっ!痛っっっ?!こいつの能力操作系じゃない?!ナイフごと障壁で囲ったのに、ナイフが腕に…
闇野「クソがぁ!シールドプレス!!」
複沢「壁が縮んで、つ…潰れる?!まっ待って死ぬ…」
グシャ、潰れる音と共に角待ち野郎は光になって消えた
闇野「はぁはぁはぁ」
殺してしまった…てか止血しないと、取り敢えず売ってるタオルで腕結んでっと。合ってるか知らんが取り敢えずこれで良いか
闇野「………」
天使「なにそんなぐったりしてんの?このゲームは人を殺すゲームだよ?君はこのゲームにおいて正しい事をしたんだ、何も後悔する必要はないよ?」
闇野「そう思う事にするか…」
一旦気持ちの整理の為に仮眠でも取るか、
ドルオタA「待て〜〜〜!」
なんだ外から声が
ドルオタB「この腹黒やろ〜〜〜!」
神姫「こっち来ないで〜〜誰か〜〜助けて〜〜」
変な事に首を突っ込む必要は無い、無視だ、無視…
闇野「こっち」
気づくと俺は、手招きしていた。
神姫「?!」
すると少女は全力で駆け込んできた。少女が入ったのを確認して俺は再度障壁でコンビニを囲った。
神姫「あの、私の名前は、
闇野「……闇野光。」
神姫「光くんですね。この度は助けて頂きありがとうございます。」
闇野「ど…どういたしまして?」
あー天使以外と話してないから忘れてたけど俺ってめっちゃ人見知りの陰キャ何だよな〜何だこのキャピキャピJKは?タピオカ好きそ〜てかいきなり名前呼びはキツイって、助けてマジで
ドルオタA「……ろ」
何だ?外の奴らが何か言ってる?
ドルオタB「あい……う…つきだ」
何言ってる、聞こえないし無視だな
闇野「僕は寝るので、好きにしてください」
神姫「寝て大丈夫なんですか?いつ、誰が来るか分かりませんが?」
あいつが来たらヤバいけど、まぁ
闇野「大丈夫です。多分…」
神姫「そうなんですか?もしかして能力?」
闇野「あなたに教える筋合いはありません」
いくら助けたとはいえ相手はいつか殺し合う敵なんだ無駄に情報を渡す必要は無い
闇野「じゃあごゆっくり…」
神姫「あの〜その腕どうしたんですか?」
闇野「何でもありませんお気になさらず」
神姫「気にします!血が滲んでるじゃないですか!お礼として手当させて頂きます!」
そう言って神姫さんが近づいてきた、甘い香りが鼻腔をくすぐる
闇野「それは凄くありがたいですが、そのナイフ危ないので置いた方が良いですよ。」
神姫「?!」
コトンっと神姫さんの手からさっきの角待ち野郎が置いて逝ったナイフが落ちた…
闇野「何も見なかった事にするので、さっさと出て行って下さい」
神姫「殺さないんですか?」
闇野「はい、それだと意味無いので…」
罪滅ぼしの意味が…ね…
神姫「………」
神姫さんは食料などを持ってコンビニを後にした。まぁ…あれだ、騙されかけた、多分あのオタク達も同じだったのかもしれない、だから俺に伝えようとしていたんだ、神姫さんは嘘つきだって、
闇野「寝るか」
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