第2話 覚悟

闇野「神になるってどういう?」


天使「そのまんまだよ?」


闇野「俺が神になるの?」


天使「ちょっと違うな、じゃあちゃんと説明するね」


闇野「じゃあ最初からそうしろよ」


天使「こほんっ、まず君達の世界の言い伝えと違って神は世界に1人だけ何だけど、ずっと同じ神では無くて神にも世代交代があるんだ」


闇野「世代交代?」


天使「そう、僕達天使は神の部下見たいなものなんだけどその中で優秀な天使が次の神になれるんだ。でもその優秀な天使が多すぎるから選別するためにゲームをするんだ」


新しい神を決めるためのゲームって事は…


闇野「それに俺が必要なんだな?」


天使「君って言うか人類かな?僕達天使が選んだ人間を戦わせて最後に残った人間を選んだ天使が新しい神になれるの」


闇野「負けたらどうなる?」


天使「死ぬよ?」


闇野「はぁ?!」


は?!死ぬ?!で勝ったとしても俺が神になれるわけじゃない?


闇野「ふざけんなよ?!そんなもんに協力するわけないだろ?」


天使「頼むよ〜スタートダッシュに遅れて良い人間が君位しか残って無いんだよ〜」


闇野「人への頼み方バグってんだろ?!」


尚更行きたくなくなったは


闇野「てか全人類がターゲットなら俺以外に最いい奴いただろ?」


天使「こっちにも色々ルールがあるのよ」


闇野「ルール?」


天使「ルールは3つあって、1つ20歳以下である事、2つ健康体である事、3つ神を1度でも信じていること」


闇野「1と2は分かる健康じゃなきゃゲームにならないからな、俺も当てはまってる。でも3つ目は、分からんし俺当てはまってないぞ?」


天使「神を信じてない者に神を賭けたゲームを任せられるわけ無いでしょ?後当てはまって無いってどういうこと?」


闇野「俺は神を信じてないぞ?今まで1度も」


天使「そんなわけないでしょ?僕が選んだからね」


てっ言われても俺神のこと信じてないだけじゃ無くて嫌ってるまであるぞ?後それに…


闇野「どっちにしろそんなヤバいゲームやるわけ無いだろ」


そうだそんなゲームやるわけがない


闇野「学校に遅刻するから行くぞ」


天使「ちょっと待ってよ〜」


無視無視それで終わりだ…


天使「しょうがない別の人を探すか〜せっかく勝ったら願いが1つ叶うのにな〜」


願いがかなう?


闇野「待て、今なんて言った?願い?」


天使「そうだよ?僕が神になれたらお礼に僕が願いを叶えてあげる。月曜を消す事も、全知全能になることも出来るよ?」


闇野「死んだ人間を生き返らせることも出来るのか?…」


天使「もちろん、でも嫌なんだもんねじゃあ別の人探すから良いよバイバイ」


闇野「待て」


天使「………」


闇野「やってやるよ俺がお前を神にしてやる」


天使「そうこなくっちゃ!」


闇野「でも俺で良いのか?俺何も取り柄ないぞ?」


勉強普通、体力ダメダメ、社交性のしの字も無い


天使「大丈夫大丈夫僕が君に1つ力をあげるから」


闇野「なら良いか」


天使「じゃあ、汝は我を神とし我は汝の願いを…」


闇野「そういうと良いよ面倒くさいから」


天使「えっ〜」


闇野「俺がお前を神にする、そしたらお前は願いを叶えろ」


そう言って俺は拳を前に突き出した


天使「オッケー任せて!」


天使の手が俺の手にぶつかった。


コツンと俺と天使こいつの始まりの音がした。

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