第24話「三人の旅」

「うは〜〜空って気持ちいな」

「これが鳥の気持ちなんじゃの」


「主よ!!!」

「やばいあれは、台風だ」

「早く逃げるのじゃ!!!」

「ダメだ、風が強すぎる!!!!」


ほれ目を醒ませ

>お前は、リンゴ女神

何、またその呼び名

>また死にかけてるのか

あんたの体は量子分解されたは

>なんだそれ

そうね、大気になったってこと

>黒姫は?

あの子は生きてるは、でもすっごく泣いてるけど

>どういうことだ?

あんたねー、あんたが巻き込まれた台風はね、ミキサーと同じ、体がバラバラになったの

>そんな・・・

まーでも、竜のおかげで、オーラとしてまとまってるの

>それが俺ってことか

そう、

>俺はこの後どうなる

そうね、実際は死んでるけど、竜の力で生きてるとも言えるのよ

>戻してくれ、黒姫のところへ

だめね

>なんでだ、

だってあの世界はもう、台風で滅んだの

>じゃあ黒姫が生きてるっていうのはどういう意味だ

あの子は世界漂流によって、暗黒にいるは

>また暗黒・・・

そうね、ともかく、どっちへ行きたい?

>どっちも助ける

そんなの知ってるわよ、先にどっちにするの

>黒姫は暗黒、妹は死んでる、どうすれば

じゃ、妹さんと会って来なさい


「お兄!」

「ああ、ベルガモット!!!」

「ここって天国なの」

「そうだ、」

「黒姫さんは?」

「暗黒領域にいる、」

「じゃあ助けないと」

「ああ。だが俺は今オーラだけで、世界に触れれないんだ」

「でも、私からみたお兄は、いつものお兄いだよ」

「え?」

「ほら私と同じ」

「あ、じゃ、あの女神は、俺に器をくれたんだな」

「よし、行こ」


>竜!

わかった、暗黒トンネルを通す

>ありがとな

何、退屈せずに済む

>そうか!


ワーブローブを開きます

炎炎の神に命じる

バインリンガーの時鳥を奏でよ

ジェントル・スレッジ


「来たぞ、」

「黒姫〜〜」

「なんじゃ声がする」

「黒姫、何か見えるか?」

「何も見えんぞ」

「そうか・・・」


>竜

なんだ

>空間移送を頼む

よかろう


「黒姫!!!」

「おお、主よ、それにベルガモットまで」

「黒姫、これで全て元通りだよな」

「いいや、そうはならんじゃろ」

「どういうことだ」


「妾は時空を漂流する中で、コーポネットの魔の手を感じた」

「まさか奴らは生きてる、データが残ってるのか・・・」

「そうじゃ、つまり、まずはコーポネットの技術を使えなくする他ない」

「いくか」


>ベルガモット、

何?

>お前は待っていてくれ

わかったわ、

>理解が早いな

私、少し、休みたいの

>わかった


「じゃ、黒姫行くか」

「おう!」

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