第23話「巻き込み」

「コッド世界は、そもそも時間の軸が多分にあるんだろ」

「そうじゃの、」

「じゃあ廃棄された時間軸がここに眠ってるんじゃないか」

「それは言えるの」

「よし、なら。新宇宙弾頭でワームホールを開こう」

「しかし主よ、もう異世界の力は使えないのではないか」

「なぜだ」

「なんせ主はコーポのない世界を導いた、さすれば、異世界だってないはずじゃ」

「そうか、ここはもう、ただの地球で、魔力もないのか」

「そうじゃ」

「だったら黒姫だって、精神動物として生きていないのではないか」

「いや、妾は過去が変わったことで、戦闘機に乗ってない、じゃから死んでもいないのじゃ」

「そうか」


主ら

>え?竜

私の力は時空を超越してる、宇宙弾頭は撃てるぞ

>そうか!よかった!!

では行くがいい


コンフィグ、グリット生成

タイムシフトをリブート

エイテルマテリアル

スパイルチェイン

弾頭発射

カウント3

マグナスウォーム


「よしきたぞ、ここが廃棄時間区画」

「共鳴して探すのじゃ」

「お、反応がある」


「主!!!それは違う!!!」

「ぐあああああああああ」

「やばい黒姫、時間に吸い寄せられる」

「手を離すな主よ」

「やめろ黒姫、お前まで巻き込まれるぞ、手を離せ」

「何を言っとる、主のいない世界に、生きる価値などないんじゃ」

「お前は、全く」


「ぐああああああああああ」

「きゃああああああああ」


「ここは?一体」

「おそらく、どこかの世界軸、世界線じゃ」

「空が赤いな、」

「異世界かも知れぬ、慎重に行くぞ」

「また竜を使って、宇宙弾頭を撃てばいいんじゃ」

「そうじゃの」


子らよ

>なんだ竜

すぐには撃てない

>なんでだ世界最強なんだろ

我にもリキャストタイムがある、宇宙弾頭は最も魔力を使うんだ

>そうか、ならそれまで、生きてみる


「主よこい!」

「なんだ黒姫」

「これをみよ、」

「こ。これは・・・」

「おそらくこの世界は空を自由に飛べる世界じゃ」

「翼が生えてるな」


「飛んでみんか?」

「そんな悠長な」

「何、魔力が溜まるまでは、ここにいる他ないんじゃ、楽しもうではないか」

「わかった、じゃテイクオフだ!!」」

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