第12話「石器時代」

「どうなってる?」

「ねぇお兄」

「お前は、ベルガモットか!」

「そうよ」

「よかった、今度こそ何変わりないお前なんだな」

「そうよ、」

「でも、どうしてこんな巡り合わせが、本当に嬉しい」

「お兄はね、ほんと、優しかったから、あのまま生かしても、学べないと女神様が判断したのよ」

「じゃあ、お前は、俺にメッセージをくれるために、現れたのか」

「そうよ、」


「なんだよ、そんなメッセージ一生いらない、ずっとお前と生きたいんだ」

「本当に、若いわね、お兄ちゃんは」

「なんだ、歳なら俺のほうがくってるぞ」

「そうじゃないんだなー」

「よし、じゃ、家に行こう」


「いえ?」

「そうだ家だよ、」

「女神様に言われなかった?」

「何をだ」

「世界は石器時代に戻ったの、誰かさんのせいでね」

「あ、そうだった、お前に会えた喜びで、すっかり忘れてた」

「本当、幸せものね」


「そうか、石器時代ってどういう世界なんだ」

「簡単に言えば、店もなくて、サバイバルで生きていくものよ」

「だったら安心しろ、俺には魔力がある、だから、全て2000年時代戻せる」

「でも人は再現できないんでしょ」

「そうだな」

「つまりは?」

「みんなコンクリートジャングルに立たされて、死ぬだけよ」

「そっか、知能がないのか」

「そういうこと〜」


「じゃあ、学校を作ろう」

「いいわね」


お、オメーラ

>なんだ!?

オメーラ、くい、もの、あるカ?


「言葉がわからない」

「食べ物を欲してるのよ」

「そんなのないぞ」

ねーなら殺す、殺すぞ

>待て待て、だったらこうだ、


我が右腕に銃を宿せ

シーケンサー


お、なんだソレ

>こいつは銃だ、これで狩をしろ

かり?

>仕方ない、ついてこい

ワカッたぞ


「どうする気なの?」

「この原始人に、新しい生き方を教えるのさ」


あ、ライオン、危ないぞニゲロニゲロ

>大丈夫だ、これを使ってこうだ


お、倒れた

>どうだ

スゲー、おめいら、最強、神様だ

>へへ、これをやる、だから撃ってみろ

お、これクレル?うつ?

>そうだこのトリガーってのを押すと、弾が出るんだ


分かった、うつ、おめいら射つ

>待てそいつはうつな!!!!


「あ、お兄ちゃん。。。」

「おい、ベルガモット!!!!ベルガモット!!!!」

「本当に、人を疑わないのね、お兄は、もっとしっかりしないとだよ」

「死ぬなあああああああああああ」


うった、倒した、タオシタ

「お前ら、もう消えろ、


あ、アレ?これ、俺の血

>死ね


俺も死ぬか、

「待て主よ!!」

「お前は、黒姫か」

「そうじゃ、いやー主って、死の呪いにもかかってるのか?」

「いや、俺は、本当、俺は、、、」

「そう、自分を責めるな」

「まだ、妹の心臓は動いている、急所は外れてる、手当するぞ」

「分かった、」

「まて主、この原始人は、」

「俺が撃った、」

「この人手なし!!」


「こいつは死んでいいんだ、俺の妹を撃ったんだ」

「主が銃を渡した判断が悪い!」

「そうだよな、こいつにとっては悪意はなかったんだよな、」

「そいつも手当する、主、救急車を再現してくれ」

「おう、」


我が手に、睡蓮の如く清い泡き方舟を見出せ

エイティーライヤー


「よし、AIDはあるな」

「俺はどうすれば」

「包帯で傷跡を手当するんじゃ」

「分かった」


「よしひとまず、これくらい処置すれば安全だ」

「あとは回復を待てばいいんだな」

「そうじゃ」


「だが腹が減ったな」

「そうか主は、食べ物は錬成できないか」

「そうなんだ」

「じゃったら狩りに行くぞ」

「おし、行こう黒姫!」

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