第11話「世界消滅」

「なぜ世界に誰もおらんのじゃ?」

「どうやら俺の魔力は生物は再現できないみたいだ」

「つまりはこの地球には妾と主しかいないのか」

「そうなるな」

「それで主はいいのか」

「いいさ、お前と生きてる、それが大事なんだ」


「じゃ、ブラックボックスを修理するぞ」

「頼んだ」

「完了した」


「これで妹は生き返るんだな」

「ああ、そうじゃ」


「ではブラックボックスデータからホロ再現を開始する」

「待てホロって?」

「肉体は死んでいるからの、ブラックボックスに残った情報を映像として再現するんじゃ」

「じゃあ、それって、」


「そうじゃ、触ることもできない」

「知能はどうなる」

「ブラックボックスから推察される、表現をすることになる」

「つまりは、あくまで機械的な応答なのか」

「そうじゃな」


「そんなのダメだ」

「だがこれが妾の限界じゃ」


「もっと不死鳥みたいに生き返ることはできないのか」

「ないとは言わない、だが、まずホロ映像でもいいから会ってみたらどうだ」

「そうだな」


「お兄ちゃん!」

「お、ベルガモット!」

「大丈夫、泣いてるけど」

「いや、俺は、お前に、酷い事をした」

「何言ってるの、お兄ちゃんは私のために、ここまでしてくれたんでしょ」

「でもな、俺は、情けないやつだ」

「じゃあ、提案、私を忘れて」

「そんなのできるわけ無いだろ」

「できるよ、」


「何を言って」

「お兄ちゃんは、、、だって、、、’%&%&%’%%&’


「おい、ベルガモット!!!」

「ダメじゃ主よ、」

「どうした黒姫」

「彼女は自ら、回路を絶った」

「なぜだ」

「主はわからないのか、優しさほど苦しいものはないんじゃよ」

「訳がわからない、ほら、もう一回、網膜ならまだあるぞ」

「ダメじゃ、」


「なんだよ黒姫、お前まで俺を一人にするのか」

「主はあまりに弱い、あまりに死に対して耐性がない」

「だからなんだよ、救えるなら救ったほうがいいじゃないか」

「違う、死してなお生きれることが、主には必要だ」


「だったらこんな世界壊してやる!!!!!!!」

「やめろ主よ!」


我が元に、全てを焼き尽くす豪華を宿せ、

世界を滅ぼせ


「やめろ主よ!!!」

「いいんだよ、もう、みんなで天へと行こう、それでいい」


あら?久しぶり

>君は、

あー覚えてないかー

>リンゴの木を育ててた女神ですよね

そーよ、あんたったら、世界を滅ぼしたのね

>はい

やるわねー、ある意味かっこいいわよ

>妹に会えると思ったんです

過保護ね、死後まで面倒見るき?

>事実、僕は死にました

そうね、だけど、ごめんなさい

>なんですか

天国なんて実はないのよ

>じゃあ、死者はどこへ行くんですか

そんなの私も知らないは

>じゃーなんで天国はないと断言するんですか

あなたって、だいぶ今怒ってるんでしょ?

>さっき世界を滅ぼしたばかりなので

ひとまず、第二の人生を用意したから、また生きなさい

>それって?妹もそこにいますか

居るわよ

>え、う、。う。

泣くほど、うろたえるなんて

>ありがとうございます


まだ感謝は早いはよ、

>どういう事ですか、

あなた、世界を滅ぼしたでしょ、

>はい

そーね、つまり世界が石器時代に逆戻り、したの

>でも妹がいれば、例えどんな世界でだって生きいけます

まー頑張ることね。

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