虎の威を借る狐、自分に返ってくるセリフですよね。
そして最後まで非を認めないところに異常さを感じました。
何が彼をここまで駆り立てているのかと思えば。
稲川のまた、というセリフ。
ガキ大将との関連が示唆されたのでしょうか、気になります。
作者からの返信
憎しみよりも先に『哀れ』や『憐れ』という思いが先に出てしまうほどには、稲川君は『鉄道オタク』という存在に対して異常に執着し続けていたのかもしれませんね。
そして、その要因はご指摘通り、過去の『ガキ大将』だった頃に味わった敗北=鉄道オタクであったナガレ君に成績でも人気でも負け、先生にこっぴどく怒られた辛い経験が影響……しているのかも……?
真相はまだ謎ですが、どちらにしろ恨みや妬みだけを原動力にしてしまったのも、破滅に繋がる要因だったのかもしれません。
応援コメントありがとうございました。
稲川君は、夢中になれる物がある、人間が羨ましかったのかな。あの親に、興味のあるものを否定されてきたとか……
土下座した親の姿を、どんな気持ちで見ていたのかなと思うと複雑です。尊敬より利用、親子関係は崩れていますね。
作者からの返信
『鉄道趣味』という概念に執着し続けてしまったなれの果て、というのが彼の様相になってしまっていますが、その裏には夢中になれる何かへの渇望があったのかもしれない……それは確かにあり得そうですね。
親から甘やかされ、どこまでも守ってくれるような環境でも、彼には彼なりに足りなかったものがあったのかもしれません。
ただ、親を気絶させ、絶望させてもなお自身の非を認めないという選択肢しか取れなかった以上、もう親子関係の修復は不可能でしょうね……。
応援コメントありがとうございました。