丁寧に書かれたミステリーだと思っていたら……

娼館通りに面している川で、男の水死体が上がった……。
そんな事件から始まりますが、少女たちのうわさ話という形で進むので悲壮感はあまりありません。
 
うわさ好きの友人・リジーに聞いた話から、ヒロインのサーラは事件を推理していきます。
お話が丁寧に描写されていて、するすると頭の中に映像が流れていくよう。
 
サーラはパン屋の娘で、どこにでもいそうな平民の娘かと思いきや。
どうやら彼女には秘密があるようです。
 
事件を介して出会った男性・ウォレス。
彼はサーラに興味を抱き、自ら関わっていく。

ウォレスとサーラの関係は変わるのか。
そして、サーラの過去とは……。

ウォレスがサーラに見せる態度がツボすぎる!
ぜひ、ご一読くださいませ。
 

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