第26話
「それじゃあ ミッションスタート !!」
まぁ、とりまサラのお手並み拝見といきましょうね。
場面が、切り替わり海が見える丘にパーティメンバーと立っているところからね。
周囲では、カモメが飛び交い鳴き声をけたたましくあげている。
「景色は サイコーだけどね」
視界の、はるか向こうにヘリコプターが見える。
隠れる、障害物が無い状態で近付くのはけっこう難しいの。
「それじゃあサラ
ヤツらに見つかると魔弾石を撃って来るからそれを避けながら 2人をキルしてくれ」
アーバインが、念押しすると、
「はい わかりました」
素直に、聞くサラ。
「くれぐれも 海岸線にいるヤツらに気付かれないようにな」
注意点の、おさらいをするアーバイン。
「はい もちろんわかってます」
まぁ、あたしが説明済みだからね。
「よし 行ってこい」
ヘリを、指差すアーバイン。
「はい」
疾風の如き速さで、ダッシュするサラ。
「うわ どこ行った ??」
サラを、見失うアーバイン。
「速い
ホラ もうあそこまで行ったわ」
あたしが、指差す方に点のようになったサラの姿が走っている。
「うお 速ぇぇ
でも ステルス性とかガン無視じゃね ??」
あれじゃあ、足音で敵にバレちゃうよ。
「それな」
ナージャ彡さんも、心配そうにしている。
「ねぇアーバイン
あたしたちも 急いで行かないと」
仲間同士が、離れすぎるのはあまり意思疎通がとれなくなりよくない。
「あぁ そうだな」
ゆっくりと、走りだすあたし達。
「この仕事が終わったら 南の島でのんびりするつもりだぜ」
ジッポーで、タバコに火をつけながらヘリコプターの側で海を見つめる男。
「そりゃあイイな
たんまりと ボーナスをはずんでくれないかな~」
同じく、海を眺めている男が答える。
「フーーッ
あ゛あ゛そうだな」
シュピーーン
一瞬、ギラリと鈍く光がはしる。
「オレも 行きてぇな南の島
一緒に行こうぜ」
半笑いで、男がそう言うのだが、
「………」
立っているだけで、返事がない。
「おい
なんだ 気に入らねえのか ??」
ゴロッ
肩を、揺らすと男の首から上がころげ落ちてコロコロと回転しながら海の方へと転がって行く。
「なッ………」
突然のことで、絶句する男。
「てっ
敵襲ーッ」
ズバッ
両腕を、切り落とされる男。
「うぎゃあ」
バスッ
次に、胴体を真っ二つにされ絶命する。
「手配度が………」
一瞬の、スキをついて通報されてしまったようだ。
「チッ」
刀を、鞘にしまうサラ。
「おーい やっつけたみたいだな」
アーバインが、のん気な声を出す。
「うん………
だけど 手配度が1付いたよ」
少し、残念そうなサラ。
「あー
そんなの気にしない
ここまでは なかなか来ないから今のうちに次の作業に移るぞ」
波打ち際を、指差すアーバイン。
「はい」
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