ホロコーストに直面した体験が、カイセの人格形成に決定打を与えたわけではないのですね。とすると、この後にはさらに巨大で醜悪な闇が待っていそうです。
那智さん、闇落ちしないで頑張ってー!
作者からの返信
鐘古さん、おはようございます。
もともと生命自体に尊重の念が希薄であったカイセはその理由がどうあれ虐殺そのものにはたいして深い感慨は抱かなかったようです。
ただその暗黒の歴史の中で出会ってしまった存在が彼をさらに深い闇に引き摺り込んでしまったという事でしょうか。
ご心配いただき恐縮です。
ダイジョブですよ〜
今朝も四時に目が覚めてそれから眠れません(苦)
いやいや、ホントに大丈夫です。
いつも応援していただきありがとうございます!
むむ……まさに激動の時代。ドイツの暴走も闇が深いですが、同時にカイセも闇の方へと追いやられてしまうのでしょうか。
何にも興味を持っていない。意識が希薄? 迫害にさえ感じ入ることはないようだけど、だからこそ聡一郎の存在感が際立ちますね。カイセは忘れたいようですけども。
作者からの返信
火乃玉様
いつも変わらず応援していただきありがとうございます。
ホロコーストの闇へと向かっていくドイツでカイセが出会うのはいったい何者か。そこがこの章のメインとなります。
自分の内面と興味があるもの以外は何に対してもほとんど不干渉、無感動であるはずの自分が聡一郎に対してだけは無意識に強い想念を抱いてしまう。それがカイセ自身には不気味なものに思えてしまうのかもしれません。また本当はそれが自分を救う唯一の光であることも薄々感じているのかもしれませんね。
だからこそ彼はそれを忘れたいと願っているのだろうと思います。
この後もしばらく暗い展開が続きますが、どうかご容赦くださいませ。
異国での日常の一コマ、そして迫る大戦への暗雲。
リアルな空気が、ごく自然に感じられます。
そして、このリアルさが、じわじわとくる怖さを倍増させますよ^^;
続きが楽しみです