そうかぁ。そこが今のカイセという怪物を作り上げてしまった原因だったのですね。
聡一郎の純粋さに心動かされる自分に、一旦素直になってみればよかったのかもしれないのに。
そんな感情を持っていることさえ否定してしまおうとした。
ドイツに行って、彼はどんなものを見てきたのでしょう?
私の知っている限り、恐ろしく残虐なものだったのではないかと思います。
そこで、人間の心を失ってしまったのでしょうか……。
作者からの返信
緋雪さん、おはようございます。
まさしくその通りだと思います。
カイセが素直に自分の感情を受け入れていれば、こんなことにはならなかったかもと悔やまれますね。
ドイツでのカイセはちょっと資料集めとかやりながら書くことになると思います。更新が途切れ途切れになるやもですが、よろしければお付き合いくださいませ。
コメントありがとうございました。
うーん、なんというか回想が挟まると今まで見えていなかったその人物の意外な側面が見えるようになるから、面白いですよね。
聡一郎の存在がどれだけ彼に影響を与えていたのか。ドイツ行を決断したのは、その苦悩から逃れるためだったのか。極悪な悪霊だというのに、少し寂しい気持ちになってしまうのだから不思議です。
作者からの返信
火乃玉様、おはようございます。
なんだか大魔王ピッコロが実は意外といい奴だったみたいな、そんな感じでしょうか(いや、たとえが適切ではない……笑)
それまでカイセが封じていた人間的な感情を生前の聡一郎がナチュラルに呼び覚ましかけていたのだと思います。あのまま聡一郎が生きていればと悔やまれますね。
ドイツでのカイセについては少し調べ物をしながら書くことになるので更新はゆっくりかも。
遅筆ですが、よろしければお付き合いくださいませ。
コメントありがとうございました。
本当に、聡一郎の存在が人間としての櫂世を世界に繋ぎ止めていたよすがだったのですね……。
時代の流れもあって、これからさらに暗澹たる世界へ雪崩落ちて行きそうな……。
作者からの返信
武江様、おはようございます。
あのままもう少し聡一郎が命を繋ぎ止めていれば、カイセはモンスターにならずに済んだのかもしれません。
しかし時代がカイセを悲劇的に狂わせて行きます。
この後もお付き合いいただければ嬉しいです。
コメント、ありがとうございました。