月夜の晩に。


掛け合い短めの台本


A,学生の魔法使い見習い 

家業を継ぐ為に先生に教えて貰っている。


B.親戚の魔法使いの先生 何処か達観している所がある。




月が綺麗な今年も終わりが丁度近い頃。

魔法使い見習いの僕は先生とこんな話をした。

今思えば先生が言った言葉の意味が分かるような気がするのです。



A,


[僕は単純に家業を継ぐ為に魔法使い見習いをしているんだけど。どうして先生は

魔法使いなろうと決めたんですか?]


B.


[それはね。

空を飛んでみたかったからってのもあるんだけど、本当はね、誰か

を笑顔にする魔法を使えるようになりかったからなの。魔法使っている時点で悪い存在に勘違いされがちだけど そもそも善と悪なんて人によって変わるものだわ ]



A,

[…先生そうだったんですね。たしかに善と悪ってある意味

裏表一体だから、もしかしたら魔法も、またものによっては誰かを救う為の存在でいられるのかも知れませんね。僕もいつかはそんな風に思ってしまう事が来てしまうのでしょうか ?]



B,


[…えぇそのうち分かるでしょうね、そして本題の月の魔法について話すわね貴方が今使おうとしている月の魔法は巨大な力を必要とする

でも一度使うと心に深い傷みを背負う。なにより、それ相応の覚悟を背負う羽目になる。そして2週間後…月夜の頃から予知夢を見る事になると思うわ もしどんなに悲しい夢だったとしても…全て現実になる。

目の前で味わうことになったとしても、簡単には変えられない苦しみを味わうの。…これが歴代の誰しもが通った道よ ]


A.

[これが全ての真実なんですね…… 2週間後わかりました いい加減覚悟を決めようと思います ]

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月の詩集 つき @runa0220

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