第7話 おとぎ話の純白のドラゴン
アティム大陸・ロマネスコ王国・辺境都市・シールド・教会孤児院
一万年前
かつてアティムに住む人々と神はとても近しい存在だった。
神はアティム大陸をより良く豊かにする為に他世界の技術を人々に与えていた。
熱心に祈りを捧げる少女に神託を降ろし、その少女を聖女とした。
文明は発展し続けてアティムに住まう人々はこの世の栄華を極めていた。
人々は恵みを与えてくれた神に感謝の祈りを捧げた。
しかし、とある人族の国が富の独占をしようと兵を上げ国々を侵略して行った。
神は聖女に神託を降ろし戦いを止めるように人族の国へ聖女を向かわせた。
聖女は神のお言葉を人族の国に伝えたが、人族の国は神のお言葉を黙殺した。
高度な技術と力を手に入れた人族の国は禁忌の儀式を執り行った。
その儀式で高い魔力を保有していた聖女を儀式の生贄に捧げた。
そして人族の国は他世界から人を召喚する力を手に入れた。
神は怒りアティム大陸に純白のドラゴンを解き放った。
とある人族の国はドラゴンの打倒に向かうが破れ滅び去った。
大陸は火の海になり高度な技術と文明は全て消え去った。
神は慈悲深く人族の罪を赦した。
「はい。みなさん本日のお話はここまでにします。」
この孤児院の責任者である
マリーナが子供たちに昔話を聞かせていたのであった。
「アンナさん。お昼のお手伝いをお願いしますね」
「分かりました。マリーナ先生」
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