第13話 一本の山
そんな試合を見ていた他の団員も、我も我もと対人戦を申し込んできた。もちろん私の体力には余裕があったので、引き受ける事に。
まあ、一番下の後輩に拒否権など無いに等しいのだから、すべて受けるしか選択肢は無いのだが。
一本
一本
一本
そうして勝利の山が築かれて、ほとんどの先輩団員は私に一本を取られてしまった。
「なんだよー! 今度の新人、強いじゃねぇかー! 聞いてねぇーよー!」
そんな不満を訴えた所で誰も助けに入る訳も無く、結果として私はほとんどの先輩団員に勝ってしまった。それも体力に余裕を残して。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます