第14話 まだ余裕が
息も絶え絶えな先輩団員たちを尻目に、私はさらに型稽古に勤しんだ。
「ここまでやっといて、まだやれるのか……。バケモンだな……」
このくらいの稽古は、村の剣術道場でいくらでもやってきていた。この程度で音を上げるとは、鍛え方が足りないのかも、と想像してみる。
とりあえず汗を拭って練習は終わり。私はそのまま寮に帰る事にした。なんともあっけない幕切れだった。
それからしばらくして、私が所属している班の班長から、仕事の命令が下った。なんでも近隣の畑で野菜などの作物を荒らす、『ボア』が出没するとの事。それらの『害獣駆除』が今回の仕事だ。
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