第9話 入団合格
そして泊まっている宿に連絡が入り、騎士団への入団合格の通知が届いた。
私はそれを受け取り、すぐに騎士団で手続きをして、騎士団で運営している寮に入った。
もちろん、当座の生活のためでもある。いつまでも宿住まいでは、お金が足りなくなるからだ。
入った寮は、一人につき一部屋を与えられた。余計な家具は無く、ベッドと簡素な机があるだけ。私はそこに荷物を下ろして、やっと落ち着けると思った。
その夜、使い古した薄い寝具に挟まって寝るのは、別に悪くはないと感じていた。このくらいの質素さは、村での生活で慣れていたから。
次の日からは訓練が待っている。そちらの方が楽しみで仕方なかった。
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