第8話 実技試験

 書類審査を通り、後日の面接もそつなくこなし、最後の実技試験へと駒を進めた。


 とりあえず剣術の力量を見るためのもので、相手をするのは、その騎士団でもそれなりの腕前のある人間が務めるそうだ。

 同時期に入団する希望者に混じって、私はその彼と手合わせをした。







 結果は、私の圧勝。

 木剣を跳ね上げられ飛ばされて、喉元に私の木剣の切っ先が突きつけられ、そこまでとなった。

 これで入団できるかどうかはわからないが、とりあえずできる事はやった。後は結果を待つだけ。


 ……入団テストのあの団員、そこまで強くなかったな……。

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