第17話 VS新種の敵
干物と着物のようなヤツは破裂した。
果物と箱物のようなヤツは奇声を発しつつ、きりもみ回転しながらぶっ飛んで行った。
エクスが体に入って来たような気がした。
「どうやら倒したみたいだな」
「いや、まだだピピョーン」
果物と箱物のようなヤツが起き上がった。
「くっ、やるな、人間ちゃんクダモモッ!」
「こうなったら、やや手前の右あたりの左の手を使うしかないなハコモモッ!」
「なんだそれは!? もしかして、奥の手のことなのか!?」
「いや、奥というほどではないかなハコモモッ」
「うん、やっぱりやや手前の右あたりの左にある感じなんだよねクダモモッ」
「意味が分からない……」
「では、ゆくぞハコモモッ!」
「やらせるわけないだろ! やれ、アルゥ!!」
「任せておけだぜだぜ!」
アルゥが石を操り、攻撃した。
「「のひゃっぴぃぃぃぃいぃぃぃいぃぃぃぃぃぃぃいぃぃぃっ!!!!!」」
また果物と箱物のようなヤツが奇声を発しつつ、きりもみ回転しながらぶっ飛んで行った。
「まだだクダモモッ!」
「まだやられんぞハコモモッ!」
「しつこいな!」
「お父様、彼らは石では倒せないのではありませんせんか?」
「そうかもしれないな! ロッドソード、ぷすぷすだ!」
「了解ですだぜ! ロッドソード・ぷすぷすですだぜ!!」
「「じょじゃじょびゃぁぁぁあぁぁあぁぁぁあぁぁぁあぁぁっ!!!!!」」
果物と箱物のようなヤツは奇声を発しながら、破裂した。
エクスが体に入って来たような気がした。
「ようやく勝てたか」
「いや、まだだピピョーン!」
「えっ!?」
果物と箱物のようなヤツの破片が集まり、再生した。
えええええっ!?
なんで再生してんだよ!?
「まだだ、まだやられんクダモモッ!」
「やや手前の右あたりの左の手を見せずに、死んでなるものかハコモモッ!」
「知るか、そんなの! ロッドソード、もう一度、ぷすぷすだ!」
「了解ですだぜ! ロッドソード・ぷすぷすですだぜ!!」
「「だっひゃひょぉぉぉぉぉぉおおぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」」
また果物と箱物のようなヤツは奇声を発しながら、破裂した。
エクスが体に入って来たような気がした。
「やったか!?」
「いや、まだのようだピピョーン!」
「ええっ!?」
果物と箱物のようなヤツの破片が集まり、再生した。
「まだだ、まだおいどんら~めんたちには、やることがあるのだクダモモッ!」
「それをやらずして、死んでたまるかハコモモッ!」
「しつこすぎだろ! あと『おいどんら~めん』って、なんなんだよ!?」
「ちょっと手前の少し左の左の手を見せないうちは、死んでも死に切れんのだクダモモッ!」
「若干手前のやや右っぽい右の手を、必ずやり遂げてみせるハコモモッ!」
「場所変わってるぞ!? それと『おいどんら~めん』については答えてくれないのかよ!?」
「親父、あいつらのなんとかの手とやらを、見てやった方がいいじゃないだぜだぜか?」
「そうですですね。このままでは、延々と復活し続けそうですです」
「そうだな。仕方ない、待っててやろうか」
「では、ゆくぞクダモモッ!」
「
「そこは『
「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!」」
果物と箱物のようなヤツが雄たけびを上げ始めた。
気合入ってるなぁ。
「「へひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」」
「おい、何やってんだよ!? せっかくの気合を抜くんじゃない!?」
「上げて落とすのが良いんだろクダモモッ?」
「それは物語の話だろ!?」
「それじゃあ、いくぞハコモモッ!」
「はいはい、早くやれよ」
「超スーパーハイパー合体クダモモッ!!!」
「アルティメットバースト融合ハコモモッ!!!」
合体に融合!?
何とするんだ!?
「「とぉあぁぁぁあぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁあぁぁっ!!!!!」」
果物と箱物のようなヤツが跳び上がった。
そして、普通に着地した。
そのあと、果物が箱物の中に入った。
「超スーパーハイパー合体『箱に入っただけのおいどんら~めん』クダモモッ!!!」
「アルティメットバースト融合『何か入った何か』ハコモモッ!!!」
「どっちだよ!? それと、なんでさっき跳び上がったんだよ!?」
「や、やり遂げたクダモモッ!!!」
「素晴らしすぎるハコモモッ!!!」
「おい、答えろよ!?」
「もう思い残すことはないクダモモッ……」
「我が生涯に一片の悔いあるようでなしハコモモッ……」
果物と箱物のようなヤツの体が、徐々に白くなっていく。
「えっ!? もしかして、死ぬのか!? その前に、質問に答えろよ!? 『おいどんら~めん』って、なんだよ!?」
いきなり果物と箱物のようなヤツが爆発した。
そして、エクスが体に入って来たような気がした。
ええっ!?
なんで爆発するんだよ!?
「訳の分からんヤツらだったな」
「ああ、まったくだぜだぜ」
「うむ、そうだなピピョーン。さあ、キバウツワを採取しようピピョーン」
「そうだな」
キバウツワの近くまで来た。
どう見ても、長さ二〇センチくらいの消火器だなぁ。
「ほう、よく育ったキバウツワだなピピョーン」
「そうなのか?」
「うむ、普通のものは、この半分くらいだピピョーン」
「へぇ、そうなんだ」
キバウツワを採取した。
「これをどうするんだ?」
「それは帰ってから説明しようピピョーン」
「分かったよ。では、行こうか」
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