400字。

終わり

　さてと、規制もなくなったし語らせてもらうけど。

　私はとある実験施設に収容されていた。

　何故かって？

　理由は簡単、私が人間社会に存在すると危険だと判定されたからだ。

　…つまり、わたしの「世界を創り出す」文章を、彼らは危険だと思ったわけだ。勿論、だからといって民間団体が人を拉致できるわけもない。

　そう、この監禁は民間以上の何処かの団体―――権力のある団体がしたということだ。

　しかし、そんな奴らはみーんな、12月においてきた。

　さてと、400字に縛られなくなったわけだし、たくさん台詞を使っちゃおうかな？

「いやあ、私が暮らしてたときからどのくらい変わったかな？」

　5年ほどだ。

　5年でどれだけ変わるのだろうか。

　それにしても改行がたくさんできるというのは素晴らしいな。原稿用紙一枚ではとてもできないことだ。

「―――ダッシュとか………三点リーダーとか、ふんだんに使ってやろうかな…？」

　当てつけではあるけど、でも仕方がないじゃないか。

　私を閉じ込めたのは、世界なんだから。